佐久間由衣＆奈緒、社会の闇と哀しみに直面する女子大生に 『君は永遠にそいつらより若い』出演
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芥川賞作家・津村記久子のデビュー作『君は永遠にそいつらより若い』（筑摩書房）が、女優の佐久間由衣の主演、奈緒の共演により映画化されることが決まった。2021年の全国順次公開を予定している。
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本作は、卒業間近の大学生が何となく過ごす日常の中で、ふとした折に「暴力」「児童虐待」「ネグレクト」などの社会の闇と、それに伴うやり切れない悲しみに直面する物語。大学やバイト先のぐだぐだした日常は軽快にユーモラスに描かれる一方、作者の確かな問題意識と倫理観で、それら社会の闇の部分ともきちんと向き合う作品となっている。
主人公の大学生・堀貝佐世役を演じる佐久間は、本作が『“隠れビッチ”やってました。』に続く2作目の主演映画となる。一方、堀貝と出会う、痛ましい過去を持つ猪乃木楠子役を、昨年のドラマ『あなたの番です』（日本テレビ）での怪演や、主演映画『ハルカの陶』で注目された奈緒が演じる。監督は吉野竜平で、初監督作『あかぼし』（2012）、『スプリング、ハズ、カム』（2015）に続き、本作が長編3作目となる。
児童福祉職への就職が決まり、大学卒業を間近に控え手持ちぶさたな日々を送る堀貝（佐久間）は、身長170cmを超える22歳、処女。変わり者とされているが、さほど自覚はない。バイトと学校と下宿を行き来し、友人とぐだぐだした日常を過ごしている中、同じ大学の猪乃木（奈緒）と知り合うが、過去に痛ましい経験を持つ猪乃木とは、独特な関係を紡いでいく。そんな中、友人の友人、穂峰が自ら命を絶ち、堀貝を取り巻く日常の裏に潜む「暴力」と「哀しみ」が顔を見せる…。
映画『君は永遠にそいつらより若い』は2021年に全国順次公開予定。
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