「これは僕にとっての運命」――ビッケブランカが『ドラゴンボール超 ビルス』エンディングテーマ「完璧のペキ」に注いだ、10年目の覚悟と人生哲学
シンガーソングライター・ビッケブランカが、アニメ『ドラゴンボール超 ビルス』(フジテレビ系/毎週日曜23時15分)のエンディングテーマ「完璧のペキ」を書き下ろした。幼少期から敬愛し、カルチャーの真ん中に君臨し続ける大作への熱情から実現した今回のタッグ。10周年の節目を前に訪れた奇跡を必然のめぐり合わせと捉え、自らの軌跡と哲学のすべてを注ぎ込んだクリエイティブの裏側をビッケブランカが語った。
【動画】ビッケブランカ「完璧のペキ」が流れる! 『ドラゴンボール超 ビルス』予告
■10周年の節目に手繰り寄せた宿命の糸
アニメ『ドラゴンボール超 ビルス』キービジュアル (C)バード・スタジオ/集英社・東映アニメーション
鳥山明が原作を務めるアニメ『ドラゴンボール超』。魔人ブウとの激闘を終え、平穏を取り戻した地球に、全宇宙の均衡を司る破壊神ビルスが数十年におよぶ眠りから目覚め突如として現れる。桁外れの神のパワーに対し、孫悟空たちは更なる高みを目指して限界を超えた闘いへと身を投じていく。世界中で世代を超えて愛され続ける王道バトルアクションの決定版だ。
ビッケブランカ自身の歩みが10年という大きな節目を迎えるにあたり、後悔のない足跡を残したいと自問した刹那、胸中を満たしたのは子供の頃から憧れ続けてきた世界への渇望だった。海外の現場に赴くたび、国境を越えて熱狂を生み出し続ける『ドラゴンボール』という作品の偉大さを痛感していたからこそ、すぐさまスタッフへと思いを打ち明けた。
「悔いなく活動を続けるために何がしたいかと考えたとき、どうしても『ドラゴンボール』というレジェンド的な作品に関わりたいという思いが湧いてきました。周囲からは実現は難しいと言われつつも、ちょうど『ドラゴンボール』が、新たな展開に向けた募集を行うということを知ったんです。直接お会いできる状況ではなかったので、この作品に対する熱意をしたためた手紙を託しました。それが関係者の方々に届き、実際にオファーへと結実したときは心底嬉しかったですね」
アニメ『ドラゴンボール超 ビルス』第1話 場面カット (C)バード・スタジオ/集英社・東映アニメーション
吉報を受け取った瞬間、居ても立ってもいられなくなったビッケブランカは、すぐさま鍵盤の前へと向かった。従兄弟から借りた単行本に夢中になり、無邪気な冒険から命懸けの死闘へと移り変わるドラマを浴びるように吸収してきた少年時代の原体験が、一気に蘇ってきたという。大人になり、数々の大舞台を経験した今だからこそ理解できる尊さがある。この劇的な巡り合わせは、自ら呼び寄せた必然だったと確信している。
「僕自身はこれを運命だと感じています。さまざまな経験を重ね、多様な景色を見てきた今の自分だからこそ、この作品が持つ影響力の大きさをより深く実感できていますから。今の自分が抱く純粋な感情をぶつければ、必ず素晴らしい楽曲が生まれるという確信がありました」
