「これは僕にとっての運命」――ビッケブランカが『ドラゴンボール超 ビルス』エンディングテーマ「完璧のペキ」に注いだ、10年目の覚悟と人生哲学
アニメ『ドラゴンボール超 ビルス』第1話 場面カット (C)バード・スタジオ/集英社・東映アニメーション
限界を突破してもなお、さらなる強敵が現れて新たな頂を目指す戦士たちの姿は、歩みを止めない表現者自身の道程、ひいては人生の真理とも完全に重なり合っている。
「登場人物たちは際限なく強さを追い求めていきます。最強に到達したと思っても、さらにその先へと向かっていく。それは人間の生き方そのものだと受け止めています。人は常に未完成であり、歩みを止めることはない。そうした時間の経過を描きたかったんです。同時に、ただ勢いがあるだけではなく、悔しさや痛みを力に変えて進んでいくタフさを感じ取ってもらえたら嬉しいですね」
自らの半生を見つめ直す作業を経て誕生した「完璧のペキ」は、ビッケブランカが行っていた「VK Blanka Joyride to 10th Tour」の現場でもすさまじい熱気をもって迎えられている。作品の魂を深く理解する彼だからこそ生み出せた一曲は、未来へと向かう道を力強く照らし出している。
「この経験が持つ本当の価値は、10年後に改めて実感できるものだと思っています。全力を尽くしたからこそ後悔はありません。節目の時期にこの楽曲と巡り合えたことは非常に恵まれていますし、客席とともに高く手を掲げられる瞬間がある以上、ここから先の未来はとても明るいと感じています」(取材・文:磯部正和)
アニメ『ドラゴンボール超 ビルス』は、フジテレビ系にて毎週日曜23時15分より放送中。
