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中島裕翔主演舞台『見えざる手』2027年4月上演 人違いでイスラム系テロ組織に誘拐されるアメリカ人銀行員に

演劇

『見えざる手』メインビジュアル
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大鶴佐助

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上村聡史

 中島裕翔が、2027年4月に東京・新国立劇場にて上演される舞台『見えざる手』で主演を務めることが発表された。中島は人違いでイスラム系テロ組織に誘拐されるアメリカ人銀行員に扮する。

【写真】舞台『見えざる手』で主演を務める中島裕翔

 本作は、『ディスグレイスト』でピュリッツァー賞を受賞したアメリカの劇作家アヤド・アクタルによる資本主義と信仰、暴力と倫理が交錯する密室劇。2026年9月より新たに就任した新国立劇場 演劇芸術監督の上村聡史が掲げる「現代的、国際的、批評的」な作品づくりの第二弾として、上村自身の演出で届ける。

 物語は、パキスタンでテロ組織に誘拐されたアメリカ人銀行家ニック・ブライトが、自らの身代金を稼ぐために市場取引を持ちかけるという意外な提案から始まる。彼の金融知識はやがて組織に巨額の富をもたらすが、その過程で理念や信仰が揺らぎ、金に支配され欲望がむき出しになる人間の姿が、張りつめた緊張感のなかで展開される。

 主演は、中島裕翔。演出の上村聡史とは『みんな鳥になって』(2025年上演)以来二度目のタッグで、上司と間違われイスラム系テロ組織に誘拐されるアメリカ人銀行員のニック・ブライト役を演じる。

 そして、ニックを誘拐したテログループの理想に燃える若き組織員、バシール役には大鶴佐助。バシールの手下で監視役のダールには田中亨。そして組織のカリスマ的リーダー、イマーム・サリーム役には佐藤誓の、実力派4人が顔をそろえる。

 本作は、2012年に一幕劇として上演され、14年には二幕構成に拡大されてオフ・ブロードウェイで初演。以降、15年オビー賞(劇作部門)、ジョン・ガスナー劇作家賞を受賞、16年イブニング・スタンダード賞および、17年ローレンス・オリヴィエ賞にノミネートされるなど、英米で多くの賞賛を浴びた。

 タイトルの「見えざる手」とは、“各個人が自己の利益を追求することで、意図せず社会全体の利益や調和がもたらされる”という、経済学の父、アダム・スミスが唱えた概念。本作ではその“見えない力”が、皮肉にも信仰や倫理までも飲み込む冷徹な存在として描かれる。

 主演を務める中島は「監禁されて常に死と隣り合わせという大変な役なのに、今からワクワクしています」と意気込みを明かし、「様々な要素が密室という空間を飛び出して幅広く描かれていきます。是非劇場にお越しください」と作品をアピール。

 演出の上村も「俳優たち4人が紡ぐ緊迫感と、互いの思惑が交錯する対話の行く末が、世界の均衡を崩すことになるその瞬間を、ぜひ劇場で目撃してください」とコメントを寄せた。

 資本主義の暴力性と人間の欲望を鋭く描く、現代の寓話ともいえる本作。緻密な戯曲の読み解きと、俳優との丁寧な対話、巧みな空間演出に定評がある上村聡史の演出と、実力派キャスト4人が織りなす、緊迫の”命を賭けたマネーゲーム”に注目だ。

 新国立劇場 2026/2027シーズン 演劇『見えざる手』は、東京・新国立劇場 小劇場にて、2027年4月2日~29日に上演。

※キャスト4名、演出の上村のコメントは以下の通り

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【公演概要】

『見えざる手』
『見えざる手』メインビジュアル

新国立劇場 2026/2027シーズン 演劇『見えざる手』

◆日程・会場
2027年4月2日~4月29日:東京・新国立劇場 小劇場

◆作
アヤド・アクタル 

◆翻訳
浦辺千鶴

◆演出
上村聡史

◆出演
中島裕翔
大鶴佐助
田中亨
佐藤誓


【公式サイト】https://www.nntt.jac.go.jp/play/the-invisible-hand/

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