ビリー・アイリッシュ、『007』楽曲提供の決め手はダニエル・クレイグが「気に入ること」

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第62回グラミー賞で主要4部門を含む最多5部門を制覇した人気歌手のビリー・アイリッシュ。英スパイ映画シリーズ最新作『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』の主題歌を担当するが、同作に参加するにはジェームズ・ボンドを演じる主演俳優ダニエル・クレイグに曲を気に入ってもらう必要があったという。
【写真】ダニエル・クレイグ登場『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』のローンチイベントの様子
現地時間19日に開催されたイギリスの音楽の祭典、ブリット・アワードで映画と同名タイトルの主題歌『No Time To Die(原題)』を披露したビリー。兄で音楽プロデューサーのフィネアス・オコネルと、英ニュース番組『BBC Breakfast(原題)』に登場し、インタビューでフィネアスが「ダニエル・クレイグが楽曲を気に入らないと起用されない」と語ると、「彼の発言が決定を左右することを今回学んだ」と続けた。
「私たちは何年も、ボンド映画の歌を担当したかった。去年、チームのみんなに伝えたの。ボンド関連の話が来たら、できる限り参加したいってね」とビリー。昨年9月に映画プロデューサーのバーバラ・ブロッコリとアイルランドでミーティングし、歌詞を書く参考にするため、映画の触り部分に関して、なんとなく教えてもらったことを明かした。
フィネアスいわく、主題歌は3日間ほどで書き上がったという。「テキサスにいる時に、ツアーバスの中で曲を作って録音した」そうだ。また曲作りを始める前に、ビリーとフィネアスは過去のボンド作品の楽曲を全て聴き、同じにならないよう気を付けたという。
ダニエルが録音された曲を聴いて気に入ったのは、今となっては明らかだが、4月10日から日本公開される本編にどのようにマッチしているのか、今から楽しみだ。