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宮沢りえ、“とても大きな挑戦”『アンナ・カレーニナ』主演 共演に宮沢氷魚&白洲迅

エンタメ

 女優の宮沢りえが主演を務める舞台『アンナ・カレーニナ』が、東京・Bunkamuraシアターコクーンにて8月7日~9月3日、京都劇場にて9月10~13日に上演されることが決まった。

【写真】宮沢氷魚、白洲迅、川島海荷ら『アンナ・カレーニナ』共演キャスト

 本作は、激動する19世紀後半のロシア貴族社会の人間模様を描き、ロシア文学の最高峰とうたわれる文豪トルストイによる同名長編を、イギリスの気鋭の演出家フィリップ・ブリーンが新解釈で戯曲化し、演出。アンナ、ヴロンスキー、カレーニンの三角関係を中心に描かれることが多い作品だが、今回のフィリップ版では、破滅に向かうアンナの「愛」と、未来への希望を感じさせるリョーヴィンとキティの「純愛」とを対照的に描く。

 フィリップと初タッグとなる主演の宮沢が、社交界の華であったが“初めての恋”に燃え上がり破滅の道へと突き進んでいくアンナを生々しく演じる。また、恋には不器用ながらも真実の愛を手に入れるコンスタンチン・リョーヴィンに宮沢氷魚。アンナと道ならぬ恋に落ちる美青年将校アレクセイ・ヴロンスキーに白洲迅。リョーヴィンの求婚に応えるドリーの妹カテリーナ・シチェルバツカヤ(キティ)に川島海荷。オブロンスキーの妻ダリヤ・オブロンスカヤ(ドリー)に大空ゆうひ。アンナの兄ステパン・オブロンスキーに吹越満。アンナの夫アレクセイ・カレーニンを段田安則が演じる。

 19世紀ロシア。美しく魅惑的な社交界の華アンナ・カレーニナは、著名な政府高官の夫カレーニンと一人息子と共にサンクトペテルブルクに暮らしていた。ある日、モスクワを訪れたアンナは、若き青年将校ヴロンスキー伯爵と出会い、恋に堕ちる。心中穏やかではいられない夫にアンナは、堂々と「ヴロンスキーを愛している」と告げる。若くして結婚したアンナにとって、それは“初めての恋”にほかならなかった。

 カレーニンとの離婚が成立しないまま、アンナはヴロンスキーとの間に娘をもうけ、一緒に暮らし始める。だが社交界のおきてを破ったアンナに周囲が注ぐ視線は冷たい。アンナは次第に精神的にも追い詰められていく。不安定なアンナを支えるヴロンスキーには、母が勧める縁談が持ち上がっていた。疑心暗鬼にかられたアンナは街をさまよい、自ら列車の前に身を投げる─。

 主演の宮沢は「アンナ・カレーニナのアンナという役は私にとって、とても大きな挑戦です。乗り越えるべき壁は果てしなく高いような気がしていますが、演出家のフィリップ・ブリーンさんを迎え共演者のみんなと、今まで誰も見たことのないトルストイの世界へ皆さんをお連れできるよう、心と身体をフル回転させて挑みたいと思います」と意気込む。

 舞台『アンナ・カレーニナ』は、東京・Bunkamuraシアターコクーンにて8月7日~9月3日、京都劇場にて9月10~13日上演。

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