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映画監督の深田晃司&濱口竜介が発起人 ミニシアター支援のクラウドファンディングが本日スタート

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(左から)「ミニシアター・エイド基金」発起人の深田晃司監督と濱口竜介監督
(左から)「ミニシアター・エイド基金」発起人の深田晃司監督と濱口竜介監督

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 「ミニシアター・エイド基金」による小規模映画館支援のためのクラウドファンディングが、Motion Galleryにて本日13時より開始された。

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 新型コロナウイルスの感染拡大による緊急事態宣言が発令され、補償が不明瞭の中、政府からの自粛要請が続き、全国の小規模映画館「ミニシアター」が閉館の危機にさらされている。本プロジェクトは、「多様性」という観点から見ても日本文化への貢献度が非常に大きいミニシアターの窮地を救うために、立ち上げられた。

 映画監督の深田晃司と濱口竜介が発起人となり、今月5日に「ミニシアター・エイド基金」の立ち上げを宣言して以降、全国のミニシアター50館超の参加希望と、多くの映画監督からの賛同と参加の意思表明が寄せられた。6日よりスタートした署名活動を通じて政府への提言を進めている「SAVE the CINEMA」とも連携して、活動していく。

 本日16時からは、ライブストリーミングスタジオ「DOMMUNE」にてキックオフイベントが開催。深田監督、濱口監督、アップリンク代表・浅井隆氏が出演し、全国の劇場支配人も中継で参加予定だ。

 深田監督は、「日本を訪れた世界の映画人が等しく感嘆と賞賛の声を挙げるのが、ミニシアター文化の存在です。なぜこれほどまでに国家の支援の少ない国で、シネコンとは違う、非常にローカルでユニークな映画館が日本中に存在できているのか、と。撮影所システムの崩壊後に広がったミニシアターの存在によって、私たちは娯楽大作だけではなく、様々な国、様々な時代の映画を鑑賞することが叶いました。そこでの鑑賞体験がどれだけ映画を愛する人たちの人生を豊かにし、映画ファンを育てたか。また私たち映画監督や映画人にとっては作品を映画ファンに届けるための貴重な『場』をミニシアターが創出してくれたか、感謝してもしきれません。そのミニシアターが、今まさに危機的状況にあります。それはつまり、映画の多様性の危機であると言えます」と語り、「ぜひ、映画の多様な文化を絶やさないためにも、ミニシアターの支援にご協力ください」とメッセージ。

 濱口監督は、「私はミニシアターの存在によって、映画ファンに、そして映画監督にしてもらった、という思いがあります。その『恩返し』のために今回の基金の発起人として名を連ねました。その誇るべき文化をなくすことは決定的損失です。今、動かなくてはなりません。同じ思いを持つ、映画ファンの皆さんの参加と協力をお待ちしています」とコメントした。

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