阿部サダヲ&松たか子、坂元裕二最新作で共演 検事VS弁護士のサスペンス&ラブストーリー

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俳優の阿部サダヲと女優の松たか子が、脚本家・坂元裕二の最新作となるスペシャルドラマ『スイッチ』(テレビ朝日系/21日21時)に出演し、元恋人役を演じることがわかった。同局のドラマに松が出演するのは本作が初。坂本も同局で作品を手掛けるのは初となる。
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本作は別れた後も腐れ縁を続ける元恋人同士の2人が、ある事件を巡って検事と弁護士として対峙するリーガルサスペンス×ラブストーリー。脚本を担当するのは、『東京ラブストーリー』(1991年)、『Mother』(2010年)、『最高の離婚』(2013年)、『カルテット』(2017年)、最近では「リモートドラマ」として話題になった『Living』など、数々の名作ドラマを誕生させた坂元。監督を映画『君の膵臓をたべたい』『響 -HIBIKI-』の月川翔が務める。
主演を務める阿部は、『anone』(2018年)、リモートドラマ『Living』(2020年)と、続けて坂元作品に出演。本作では横浜地検みなとみらい支部勤務の駒月直役で初の検事に挑む。直の元恋人で横浜ゴールド法律事務所の敏腕弁護士・蔦谷円を演じる松は、坂元が作詞を担当した曲『明日、春が来たら』で歌手デビュー、『カルテット』(2017年)で坂元脚本に初挑戦している。
阿部と松は、映画『夢売るふたり』(2012年)で結婚詐欺をはたらく夫婦を演じたほか、舞台や映画で何度も共演してきた黄金コンビ。本作の出演に、阿部は「僕、女優さんの中では松さんとの共演が一番多いかもしれないくらい、ご一緒させていただく機会が多いんですよ。なので、今回もまず松さんと共演できると聞いてすごくうれしい」とコメント。あまりのセリフ量に台本を閉じたほどだと言うが、「(松は)セリフ合わせもしてくださるし、本番で僕が急に言ったことも全部受け止めてくれるし、僕がセリフを変えちゃってもそれに合わせてくれる…本当にありがたいです。そんな松さんとの役者としての相性…僕は100%だと思っています」と絶賛。
松も「役者としての阿部さんとの相性…、私は阿部さんにとって100%でありたいと思っています。そうありたいと思わせてくださる俳優さんなんですよ。ご本人にもお伝えしたんですけど、二人だけの長いシーンでも『阿部さんとだからできたんだ!』」と思いました」と話している。
■あらすじ
学生時代から7年間交際。別れた後もお互いの恋人を紹介しあうなど、何かにつけては顔をつきあわせ、憎まれ口を叩きあう…そんな微妙な関係を13年間続けている“検事”の直(阿部)と“弁護士”の円(松)。ある日、直が担当する『みなとみらい連続突き飛ばし事件』でついに死者が出てしまう。事件が一気に深刻化する中、絶対に刑事事件を引き受けないと決めていたはずの円が、連続突き飛ばし事件の被疑者を弁護することになり…。元恋人同士の2人が、検事と弁護士として対峙する。
被疑者を立件しなければならない検事の直と、釈放させたい弁護士の円。2人がそれぞれの立場から真実を追い求めるというサスペンスストーリー、そして直と円、それぞれの現在の恋人が加わった一筋縄ではいかない大人の恋愛模様が絡み合い、物語は予測だにしない展開へ…。
ドラマスペシャル『スイッチ』はテレビ朝日系にて6月21日21時放送。