ヒュー・ジャックマンが巨額横領に手を染める 実話ダークコメディー日本初放送

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俳優ヒュー・ジャックマンとオスカー女優アリソン・ジャネイのダブル主演で、『チェルノブイリ』のHBOが実際に起きた巨額横領事件を映画化した『バッド・エデュケーション(2019)』が、BS10 スターチャンネルにて6月14日21時に独占日本初放送されることが決定した。
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本作は、2020年に学生新聞によって発覚した、総額1120万ドル(約12億円)以上を着服していたニューヨーク州ロズリン学区の教育長による、実際に起きた巨額横領事件を描いたダークコメディー。ヒュー・ジャックマンが教育長フランク・タソーン役を、アリソン・ジャネイがその同僚パム・グラッキン役を演じる。脚本は、当時、事件が起きたロズリン学区の学生だったマイク・マコウスキーが手がけ、当事者の視点から人気教育長の華麗な裏切りを生々しく描く。
ヒューは「このストーリーは、人間の灰色のエリアと掴みどころのない真実を描いている。教育者として素晴らしいビジョンを持つフランク・タソーンと共犯者のパム・グラッキンのとどめが効かなくなった欲望と転落。社会的立場もある2人が何故? と考えさせられたのが僕がこの役に惹かれた理由」と語り、「フランクは実はいろいろな秘密を持ってダブルライフを送っている人物。その辺も役者として大いに刺激された。彼を演じて思った事は、教育者として高い評価を得ている事への自負と周りからの崇拝が、彼に少々お返しを貰ってもいいのではと言う勘違いをさせたのではないか?」とフランクの人物像を分析している。
フランクと共に横領に加担するパムを演じるアリソンは、「彼女のやった事は許されることではないけれど、人間て間違いを起こす事が誰にでもあると思うの。自分が演じる役に良い悪いの白か黒かの判断は下さないで、常にそのキャラクターにどうやって人間性を吹き込むか、どこが良いところで何がイヤなところなのかを考えて少しづつ積み上げながら役作りする」とコメント。
続けて「パムは家族思いで子供達に良い生活をさせてやりたいと自分には無かった裕福な環境を子供たちに与えようとしていたわ。分からないのは彼女はバスの運転手までして自分に教育のチャンスを与えて来た努力の人なのに、どうして? と言う疑問。これが人間なのかなあと思うけど。この映画は、皆さんに注意しなさいと警告してるのよ。お金の誘惑に負けてたダメ! と言ってるの(笑)」と語っている。
映画『バッド・エデュケーション(2019)』は、BS10 スターチャンネルにて6月14日21時独占日本初放送。Amazon Prime Videoチャンネル「スターチャンネルEX ‐DRAMA & CLASSICS‐」にて6月15日より配信開始。