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今夜、大林宣彦監督追悼 富田靖子×尾美としのり“尾道三部作”最終作『さびしんぼう』放送

映画

映画『さびしんぼう』場面写真
映画『さびしんぼう』場面写真(C)1985東宝

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藤田弓子

小林稔侍

 女優の富田靖子が主演を務めた大林宣彦監督の映画『さびしんぼう』が、BS12 トゥエルビにて今夜6月20日19時に放送される。

【写真】映画『さびしんぼう』場面写真

 1985年に公開された本作は、4月に82歳で亡くなった大林監督が『転校生』『時をかける少女』に次いで、故郷を舞台に制作した“尾道三部作”の最終作。初恋の切なさや両親への反発と和解など、思春期の揺れ動く感情を鮮やかに描いたファンタジー作品で、黒澤明監督や映画評論家の双葉十三郎氏らに絶賛された。原作は山中恒の児童小説『なんだかへんて子』。今回は大林監督を追悼し、「土曜洋画劇場」特別編として放送される。

 カメラが趣味の高校生ヒロキ(尾美としのり)は、望遠レンズで見つけた女子高校生の美少女(富田)に夢中になり、彼女のことをひそかに「さびしんぼう」と名付けている。ある日、彼の前に道化服の不思議な少女(富田の二役)が現れ、自分は「さびしんぼう」だと名乗る。実は彼女は…。

 主人公である寺の一人息子役は、尾道三部作すべてに出演する尾美。住職の父・道了(小林稔侍)や母・タツ子(藤田弓子)をロマンも何もない大人と思って軽蔑していたが、「さびしんぼう」との出会いがきっかけで両親の生き方や深い愛情を知り、少年から大人に成長していく過程を演じきった。公開当時16歳だった富田は、清楚(せいそ)という言葉がぴったりなヒロインを好演。恋をするとは寂しさを知ることだとのメッセージが込められた、自伝的な色彩が強いこの作品から、大林監督の優しさが伝わってくる。全編にショパンの「別れの曲」が効果的に使われている。

 映画『さびしんぼう』は、BS12 トゥエルビにて今夜6月20日19時放送。

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