村上虹郎、小泉今日子に感謝「専用ドライバー状態」

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俳優の村上虹郎と女優の芋生悠が29日、都内で行われた映画『ソワレ』完成報告会に豊原功補、外山文治監督と共に出席。村上が、プロデューサーとして制作に携わる豊原と小泉今日子が“専用ドライバー”として迎えに来てくれたエピソードを明かした。
【写真】映画『ソワレ』ダブル主演の村上虹郎&芋生悠
本作は、2018年9月に小泉、豊原、外山監督らで立ち上げた映画制作会社「新世界合同会社」の第1回目のプロデュース作品。若手俳優の村上と、100人以上のオーディションから抜てきされた新人女優の芋生をダブル主演に迎え、若い男女の切ない逃避行を映し出す。
俳優を目指し上京するも結果が出ず、オレオレ詐欺に加担してしまう男性・翔太を演じる村上は、役どころについて「結構難しかったです。監督に翔太とはどういう人物なのかを探っていく中でも、なかなか定まらないんです。彼は人間形成ができていない人物なので、作っても肩透かしをくらう感覚になるというか。悩みに悩んだ結果、行くしかなかったです」と回顧。
一方、父親から暴力を受け、心に深い傷を負った女性・タカラ役の芋生は「脚本を読んだ段階で覚悟を決めなければいけないなと思っていて、役に入り込みすぎたときに共倒れしてはいけないなと思いました。私が一番近くでタカラに寄り添って、一緒に歩めたらいいなと思って役を作りました」と振り返った。
また村上は「スタッフさんと別に現場に行く日に、朝5時半とかに出ていったら小泉さんがもう車を付けて助手席を開いて『おはようございます! 乗って!』って。もう専用ドライバー状態で待っていて下さっていて。時には豊原さんが運転席で渋い感じでいて」と、プロデューサー陣である豊原や小泉が、車で村上を迎えに来てくれていたというエピソードを披露。豊原は「決して潤沢な予算でやってるわけじゃないので、これは我々も働かないと、という(笑)」と事情を明かし笑いを誘った。
映画『ソワレ』は、8月28日より全国公開。