小泉今日子も絶賛 オーディションで大抜てきされた新星・芋生悠の魅力に迫る映像解禁

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俳優の村上虹郎と新人女優の芋生悠がダブル主演を務める映画『ソワレ』より、オーディションで抜てきされた芋生の魅力に迫る特別映像が解禁された。
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本作は、和歌山を舞台に、ある事件をきっかけに追われる身になった若い男女が、逃避行の中でそれぞれに「生きる理由」があることを発見するまでを描く、ひと夏の物語。2018年9月に小泉今日子、豊原功補、外山文治監督らで立ち上げた映画制作会社「新世界合同会社」の第1回プロデュース作品で、外山監督がメガホンをとる。
今回、芋生が演じたのは、父親から想像を絶する暴力を受け、トラウマを抱えながら、ひっそりと高齢者介護施設で働くタカラという女性。怒ることも笑うこともなく、何かを諦めたように、ただ静かに日々を繰り返すだけの生活を送っていた中で、村上演じる翔太と出会い、ある事件をきっかけに逃避行へ走る、という複雑な事情を抱えた役どころだ。
そんな難しい役どころを難なく演じ、独特の存在感で強烈な印象を残す彼女は、100人を超えるオーディションを経て大抜てきされた期待の新星。特別映像では、村上と出会ったオーディションの思い出や撮影当時を振り返りながら、本作への出演について「出会うべくして出会った作品」「自分の中では必然的」と語っている。
本作で初めて映画プロデュースに挑んだ豊原は、芋生のことを「令和においては非常に貴重な女優」と絶賛。同じく、本作のアソシエイトプロデューサーとして名を連ね、自身も女優として活躍し続けてきた小泉も「『青春の殺人者』の原田美枝子さんとか、そういうたくましさや強さが見える。こういう女優さんに久々に出逢った」と、はかなくもどこか力強さを感じさせる芋生の世界観に魅了されたようだ。
タカラ役を芋生に演じてもらうことに一番のこだわりを持っていたという外山監督は、クランクインする前に「芋生しかいないと思って(脚本)書いたから」と、アテ書きするほどの期待を寄せていたことを明かしている。村上からも、「(タカラ役は)芋生さんしかいなかった」「この映画の魅力」と、共演者として最高と言える賛辞が贈られている。
映画『ソワレ』は8月28日より全国公開。