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精巧な映像美で伝える希望のメッセージ『ホモ・サピエンスの涙』予告&ビジュアル解禁

映画

 第76回ヴェネチア国際映画祭で銀獅子賞(最優秀監督賞)を受賞したロイ・アンダーソン監督の映画『ホモ・サピエンスの涙』より、こだわりの映像美の一端を見せる予告編とビジュアルが解禁された。

【写真】『ホモ・サピエンスの涙』絵画のようなメインビジュアル

 第71回ヴェネチア国際映画祭の金獅子賞に輝いた同監督の前作『さよなら、人類』(2014)以来、5年ぶりとなる本作。描かれるのは、時代も性別も年齢も異なる人々が織りなす悲喜劇だ。この世に絶望し、信じるものを失った牧師。戦禍に見舞われた街を上空から眺めるカップル…悲しみは永遠のように感じられるが、長くは続かない。これから愛に出会う青年。陽気な音楽に合わせて踊るティーンエイジャー…幸せはほんの一瞬でも、永遠に心に残り続ける―。人類には愛がある、希望がある。だから、悲劇に負けずに生きていける。悲しみと喜びを繰り返してきた不器用で愛おしい人類の姿を、万華鏡のように映し出す。

 アンダーソン監督は、コンピューターグラフィックス(CG)はほぼ使わず、野外撮影ではなく巨大なスタジオにセットを組み、模型や手描きのマットペイント(背景画)を多用するという、アナログにこだわった手法で傑作を生み出し続けてきた。そんな映像の魔術師が、本作でも構図・色彩・美術と細部まで徹底的にこだわり、全33シーンすべてをワンシーンワンカットで撮影。圧倒の映像美にのせて『千夜一夜物語』の語り手シェヘラザードをほうふつとさせるナレーションが物語へと誘う。

 予告編では、スタジオ撮影とは思えないような、奥行きと広がりのある監督こだわりの精巧な映像美を垣間見ることができる。さらに、神の存在を信じられなくなって酒浸りになる聖職者など、悲しみを抱えた不器用で愛おしい人々の姿を切り取りつつ、「人類は、悲劇に負けずに生きていける」との言葉が添えられ、今を生きる私たちへの希望あふれる作品メッセージを感じさせる映像となっている。

 ポスタービジュアルでは、世界的に有名な画家マルク・シャガールの絵画からインスピレーションを受けて生まれた“上空を漂うカップル”が印象的に配され、さらに十字架を背負った男や、傘を差す親子など、エピソードに期待が膨らむような登場人物たちの姿が散りばめられている。

 映画『ホモ・サピエンスの涙』は、11月20日より全国順次公開。

映画『ホモ・サピエンスの涙』予告編

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