フジテレビ10月改編、1時間拡大で『バイキングMORE』に 進行役に伊藤利尋アナ

フジテレビの2020年10月改編記者発表が7日、同局にて行われ、編成局編成センター編成部長の齋藤翼氏、広報局広報宣伝部長の高木晋介氏、司会で伊藤利尋アナウンサーが出席。1時間拡大される『バイキング』では、伊藤アナが進行役を務めることも発表された。
【写真】10月期ドラマ『DIVER‐特殊潜入班‐』キャスト陣
コロナ禍で生活様式が一変し、活動自粛やステイホームにより、視聴者のテレビの接触時間が大きく増えた。それにより、フジテレビは情報源としてのテレビの役割や、不安や疲れを癒やすエンタメとしてのテレビの役割の重要性を認識したという。視聴者のニーズを捉えたいという齋藤氏は「ウィズコロナが最も重要。今回はプラスの改編です」と明言した。
まず、『バイキング』が放送時間を1時間“プラス”し、『バイキングMORE』として生まれ変わる。齋藤氏は「6年間放送して、内容も進化し、お昼を代表する番組として支持をいただくまでになった。視聴者の皆さまが知りたいという情報性を強化して、情報政策局が基幹となり本格的な情報番組として生まれ変わります」と説明。進行役として、新たに伊藤アナも加わる。伊藤アナは、「情報政策局になることで、坂上さんたちにとっても新しいチームの仕事になる。スタッフのひとりとして坂上さん、タレントの皆さんと情報政策局のスタッフの橋渡し、いいチームが作れる役回りが果たせれば」と意気込んだ。
そのほか、『Live News it!』の放送時間が拡張し、16時台を新設。榎並大二郎アナウンサーも加わり、信頼と情報性をさらに“プラス”し、ニュースをしっかりと伝えていく内容になる。また、「明るく前向きになれるお笑いネタバラエティー番組を」という思いを込め、『千鳥のクセがスゴいネタGP』が毎週木曜日21時から編成された。齋藤氏は「こんなときだからこそ、テレビの前で大きな声を出して笑うことができるように。フジテレビが得意なお笑い番組を新たにプラスします」と、背景を語る。
一方ドラマは、上野樹里主演の『監察医 朝顔』を月9ドラマ初の2クール連続放送するほか、福士蒼汰がダークヒーローとなる『DIVER‐特殊潜入班‐』、昨年7月クールに放送し好評を博した深田恭子主演の『ルパンの娘』、有村架純が2年ぶりに民放連ドラ主演を務める『姉ちゃんの恋人』、これまで第2シーズンが放送された真矢ミキの人気シリーズ『さくらの親子丼』がラインナップされた。