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尾藤イサオ&中尾ミエW主演、愛妻への思いあふれる『感謝離 ずっと一緒に』映画化

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映画『感謝離 ずっと一緒に』場面写真
映画『感謝離 ずっと一緒に』場面写真(C)2020「感謝離 ずっと一緒に」製作委員会 (C)河崎啓一/双葉社

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尾藤イサオ

中尾ミエ

 俳優の尾藤イサオと女優の中尾ミエがダブル主演を務める映画『感謝離(かんしゃり) ずっと一緒に』が、11月6日より全国公開されることが決まった。

【写真】原作『感謝離 ずっと一緒に』書影

 本作は、長年連れ添った愛妻との死別を乗り越え、前に進もうとする気持ちを描く同名エッセー(双葉社刊)を実写化した、愛妻への思いが溢れる感動の物語。

 2019年5月、朝日新聞「男のひといき」欄に「感謝離 ずっと夫婦」と題するエッセーが掲載された。同年3月に62年間連れ添った愛妻を亡くした河崎啓一さん(当時89歳)が悲しみに打ちひしがれる中、妻への思いをつづったこのエッセーは大きな反響を呼び、ラジオやテレビでも取り上げられた。タイトルにある「感謝離」という言葉は、《愛する人がのこしていったものに感謝の思いを込めながら整理していくこと》を意味しており、河崎さん自身から自然に出てきた表現だ。単行本『感謝離 ずっと一緒に』では、このような思いに至るまでが記されている。

 妻に先立たれ、遺品を前に立ち止まっていた河崎さんだったが、そのひとつひとつを手に取り、妻との愛おしい日々を思い出し、その出会いや奇跡に感謝しながら、「さようなら。ありがとう」と手放していくことで、愛する人との別れを乗り越え、前へ進もうと思えるようになる。「長年寄り添ったパートナー“だった”、と考えたのは誤りだった。二人の間に終止符は存在しない、これからもずっと一緒だ」。そう言って晴れやかな気持ちで前を向く姿。愛妻への思いがあふれる実話が、小沼雄一監督のメガホンで実写映画として描かれる。

 夫を尾藤、妻を中尾が演じ、62年間連れ添ったおしどり夫婦を体現する。尾藤の映画主演は21年ぶり。尾藤と中尾の共演は、中尾が主演・企画・プロデュースを務めるオリジナルミュージカル『ザ・デイサービス・ショウ~It’s Only Rock’n Roll~2019』以来で、映画では本作が初共演となる。

 定年まで銀行員として勤め上げた笠井謙三(尾藤)は、いつも前向きに明るく支えてくれた妻の和子(中尾)を亡くし、遺品の整理を始める。妻との思い出がつまった品々を手に取るたびに、つらい気持ちがこみ上げる。そんな中、妻の言葉を思い出す。壊れたり破れたり古くなったりしたものは、いつか出世させてあげなきゃ。「お世話になりました、ありがとう。ご栄転です!」。そう言って明るく処分してくれていたことを。そうして謙三は、ひとつひとつに感謝の言葉を吹き込みながら、一歩ずつ前を向いていく。

 尾藤は「ミエちゃんとは60年以上のおつきあいで、そのミエちゃんとこの歳になって夫婦の役を演じる事ができるなんて、今年の公開の時には喜寿を迎える僕にとっては、神様からのプレゼントのようです」とコメント。一方の中尾は「初めて台本を読んだ時、涙が止まりませんでしたが最後にはなんだか清々(すがすが)しい気持ちになりました」と話している。

 映画『感謝離 ずっと一緒に』は11月6日より全国公開。

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