『エール』「軍人の妻が無事など願うな!」“吟”松井玲奈の苦悩に同情の声

俳優の窪田正孝が主演を務めるNHK連続テレビ小説『エール』(NHK総合/月曜~土曜8時ほか)の第16週「不協和音」(第79回)が1日に放送され、音(二階堂ふみ)との不和や夫の出征に直面した吟(松井玲奈)の姿に、ネット上には「かわいそうすぎてつらい…」「不憫で仕方ない…」などのコメントが寄せられた。
【写真】吟を演じる松井玲奈
音は梅(森七菜)から“せっかく歌を歌える機会をなぜ生かさないのか”と言われ、敬遠していた音楽挺身隊に参加する。音楽挺身隊は軍需工場や戦時産業に関わる施設への慰問を通じて、戦意高揚に務める役割を担っていた。
音楽挺身隊での活動に手応えを感じていた音の元を吟が訪れ、また国防婦人会に参加するように伝える。しかし音が音楽挺身隊の活動で忙しいと応えると、吟は「あんたはそうやっていつだって好きなことしかやんないのよね…」と不満をあらわにする。これに音は「好きなことをして何がいかんの? 好きなことで誰かの助けになるなら別にそれでもいいでしょう?」と返答。これを聞いた吟は「あんたって時々とんでもなく残酷なこと言うわ…」とつぶやくと「自分には音楽があるけど、私にはなんもないってそう言いたいわけ?」と不満をぶつけその場から立ち去ってしまう。
その後、吟は戦場の前線に送られる陸軍所属の夫・智彦(奥野瑛太)と向かい合う。「世話になった」と話す智彦に、吟は「行ってらっしゃいませ」と深々と頭を下げ「どうぞご無事で」と一言。しかし智彦は吟の言葉を「軍人の妻が無事など願うな!」と一喝する。
智彦との抑圧された暮らしや音との不和で一人、苦悩を抱える吟に対して、ネット上には「吟さんがかわいそうすぎてつらい…」「切ないな」「吟さんが不憫で仕方ない…」といった声が相次いだ。