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⼤森⽴嗣監督が明かす芦田愛菜の“バランス感覚”「もう子役という認識はなかった」

映画

映画『星の子』場面写真
映画『星の子』場面写真(C)2020「星の子」製作委員会

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大森立嗣

 女優の芦田愛菜が主演を務める映画『星の子』より、芦田と大森立嗣監督のコメント、劇中で繊細な揺らぎを醸し出す芦田の姿を切り取った場面写真が公開された。

【写真】芦田愛菜が涙を目にいっぱいためた横顔も 映画『星の子』場面写真

 本作は、芥川賞作家・今村夏子の同名小説の実写化。あやしい宗教を深く信仰している両親をもつ娘が、次第に自身を取り巻く環境へ疑問を抱き、葛藤する姿を描き出す。芦田が主人公で中学3年生のちひろを、その両親を永瀬正敏と原田知世が演じる。監督・脚本は『日日是好日』『MOTHER マザー』の大森立嗣で、音楽の世武裕子をはじめ、『日日是好日』のスタッフが再び集結した。

 一躍有名となったドラマデビュー作『Mother』から10年。常に幅広いフィールドで活躍してきた芦田が、6年ぶりの実写映画主演作となる本作でも、映画女優として優れた表現力を発揮している。

 演技をしているときは「自分がその役になるというより、その役が自分に近づいてくる感覚になる」と語る芦田。本作の撮影時も一日中ずっとちひろのことを考えていたそうで、「撮影が進むほど、私の部分がどんどん少なくなって、ちひろの部分が多くなりました」と明かし、「家族から『ちひろの話し方が抜けてないよ』と言われることもあり、いつもちひろが心のどこかにいた気がします」と撮影時を振り返る。

 一方、大森監督が、本作を映画化するにあたって挑戦したのは、「少女の心の繊細な揺らぎを撮ること」。さらに、「セリフのないときのちひろをどう捉えるかです。喋っていないちひろにこそ、この映画の核があると思います。繊細なものが隠れていて、それは映画だから描けることの一つです」と続ける。

 そんなちひろを演じた芦田については、「セリフのない一人でいるシーンが印象に残っています。芦田さんは的確な読解力と、引き出しの多さ、表現力、コミュニケーション能力、どれをとっても素晴らしかったです」と称賛。「それに恐ろしい程のバランス感覚を持っています。15歳にして、自分のことを肯定しながら、解放していくことができるのは凄い。自分のどうしようもない部分を自分で認めないと演技のスタート位置に立てないのですが、芦田さんはそれができているので、もう子役という認識はなかったです」と評した。

 公開された場面写真は、ちひろにふんしさまざまな表情を見せる芦田の姿を切り取ったもの。ひとり佇む場面、涙を目にいっぱいためた横顔、教室で悲しげな表情を見せる姿など、芦田がちひろそのものとなって繊細な揺らぎを醸し出す姿を写し出した、見る側の想像をかき立てるような写真となっている。

 映画『星の子』は10月9日より全国公開。

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