芦田愛菜、『果てしなきスカーレット』復讐に囚われるヒロインに体当たり「魂を吹き込むような強い気持ちで演じた」
日本のみならず、世界中の観客を魅了し続けているアニメーション監督・細田守による最新作『果てしなきスカーレット』で、主人公のスカーレット役に抜てきされた芦田愛菜。“復讐者”という、細田作品の中でもかつてないほど過酷な運命を背負った主人公に命を吹き込み、圧巻の熱演を見せている。悲しみや憎しみ、葛藤を経て、未来へと向かっていくスカーレットは、「体当たりじゃないとできないようなシーンばかり」と明かした芦田。「負の感情は、暗く輝くもの。原動力になることもある」とスカーレットに心を寄せながら、壮絶シーンに向き合った収録秘話や、本作の魅力を語った。
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◆喜びと不安… “復讐者”として細田作品に初参加
「人は何のために生きるのかを問う、骨太な力強い映画を目指したい。今、この大きなテーマを、観客と一緒に考えたい」という細田監督の想いから始まった本作は、中世の王女・スカーレットが、宿敵に復讐を果たそうとする物語。『時をかける少女』、『サマーウォーズ』、『おおかみこどもの雨と雪』、『バケモノの子』、『未来のミライ』、『竜とそばかすの姫』などさまざまなテーマで観客の心を掴んできた細田監督の最新作だ。芦田も「幼い頃から細田監督の作品を拝見させていただいていた」そうで、「本当にうれしかったです」と細田作品への初参戦への思いを語る。
喜びもあったが、同時に不安もあったと告白する。「『生きる』というテーマも壮大ですし、細田監督が込められているメッセージをうまく表現できるだろうかという不安もありました。スカーレットは生きることや死ぬこと、そして愛など、心の中にいろいろなものを抱えて突き進んでいくキャラクター。どう演じたらいいかと悩んだり、スカーレットについて思いを馳せる時間もかなり長いものになりました」とじっくりとキャラクターに向き合った。
アフレコ当時、芦田はスカーレットと同じ19歳。細田監督からは「現代の19歳と、中世を生きる王女としての19歳には違いがあると思う」という話があったとのこと。芦田は、「スカーレットの王女としての自覚や覚悟、背負っているものを考えるために、ジャンヌ・ダルクやエリザベス1世について書かれた書籍を読んだりしました。そしてスカーレットの根底には、19歳としての弱さや脆さ、女性らしさもあります。そのバランスをどのように見せていくかという部分もとても難しかったです」とスカーレットを多角的に捉えながら、役作りを深めたという。

