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『恐怖新聞』生首桃香に黒木瞳の怪演 “恐怖のオーケストラ”第6話を振り返る

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◆オトナの土ドラ『恐怖新聞』第6話より
◆オトナの土ドラ『恐怖新聞』第6話より(C)東海テレビ

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 女優の白石聖が主演を務めるドラマ『恐怖新聞』(東海テレビ・フジテレビ系/毎週土曜23時40分)の第6話が4日に放送され、ノンストップ怪奇現象&ドロドロの人間関係からのカオスな展開にSNS上で「どいつもこいつもヤバイ!怖い!」といった声が寄せられた。

【写真】関節がねじれた桃香が背後から抱きつく!『恐怖新聞』“恐怖のオーケストラ”第6話

◆恐怖新聞は届かなくなるも、事態は思わぬ展開に(ネタバレあり)

 第6話は、詩弦の元に恐怖新聞が来なくなったことから始まる。新しい契約者も謎だが、時を同じくして詩弦の元には謎の呼び出しメールが来るようになる。「アシカガ」と名乗るその人物が指定する待ち合わせ場所へ行くと、詩弦は必ず事件や事故に巻き込まれるのだ。

 自転車事故の際、桃香(片山友希)の姿を見ていた詩弦は、“新しい契約者”が桃香で、自分を殺すために呼び出しているのではとは疑い、勇介と桃香のマンションを訪れる。しかし、部屋には血痕と欠けた歯が床にあり、桃香は失踪をとげていた。

 その後、勇介は夜道で桃香のうめき声を耳にし、植木鉢に桃香の生首を目撃。一方、詩弦は夜、自室でスマホの中の桃香の写真を見ていると、突然、画面にノイズ走り桃香の顔が歪みだし、背後から手足がねじれた桃香に抱きつかれ「一生お前を呪ってやる」と言われる。

 桃香の幻影を見たことから2人の関係はギクシャクしだし、あろうことか勇介は詩弦を罵倒したうえ、顔をグーで殴打。詩弦の頬のあざを見た歌子(黒木瞳)は後日、勇介を呼び出し、背後からすりこ木で勇介の頭部を殴打し殺そうとする。偶然通りかかった詩弦が止めに入るが、傍らに転がった勇介のデリバリーバッグの中には桃香の生首が。この後、桃香殺害が発覚した勇介は逮捕され、歌子は逃走するという展開に。さらに、詩弦は実家に身を潜めていた歌子から恐怖新聞の新しい契約者の真相を聞くことになるのだが…。

◆中田監督のイチオシ恐怖ポイント

 桃香の生首が植木鉢やバッグに現れる“スプラッター系の怖さ”から、さまざまな人物による“人間の怖さ”まで、ありとあらゆる怖さが描かれ“恐怖のオーケストラ”回となった第6話。演出を務めた中田秀夫監督は、イチオシ恐怖ポイントを「『生首桃香』と言いたいところですが(笑)ラストの黒木さん演じる歌子(と詩弦)のシーンですね」と回答。

 「歌子は以前から『極悪非道の犯罪者たちが無罪になって、のうのうと暮らして…』と嘆いていましたが、そんな犯罪者のなかから、次に恐怖新聞を契約させる相手を探します。娘を救うためだったら自分の命を削ってでも、勇介を襲ってでも、と自ら鬼になるわけです。そこには歌子の正義感とか、娘を絶対守るという想いがある。もちろんドラマですから現実にいるお母さんたちよりは強いエモーショナルで描かれていますけど、世のお母さんたちが見ても『あー、歌子さんの言っていること、わかる』と共感を呼ぶシーンだと思うんです」と話す。

 恐怖新聞の力を手にした歌子は、詩弦に「今度は誰を殺すか一緒に考えてよ。すっきりするわよ」と嬉々として話すのだが、「恐怖新聞の契約者になることで人の命を変えていくとか、まがまがしい未来を自分のものにできるとか、そういう『力』を手にしたいっていう悪魔的でブラックな部分は人間誰しもあると思うんですよ」と監督。「そういう非常に卑近な人間のネガティブな感情を押さえていることも視聴者の共感を呼ぶことにつながると思うんですね」と語り、「6話においてはラストの歌子の決意が見える、黒木さんの長いお芝居をイチオシにしたいと思います」とアピールした。

 ちなみに“生首桃香”のイメージは、「ツイン・ピークスのローラ・パーマー」とのこと。

 次週いよいよ最終回を迎える『恐怖新聞』。果たして詩弦の運命は。鬼形礼の“第2形態”もいよいよヴェールを脱ぐ。

 オトナの土ドラ『恐怖新聞』は、東海テレビ・フジテレビ系にて毎週土曜23時40分放送。

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