『ザ・ハント』“人間狩り”の主役は女優陣! オスカー女優ヒラリー・スワンクらが圧倒

関連 :
「人間狩り」を題材に、現代アメリカ社会を過激に風刺したサバイバル・アクション映画『ザ・ハント』。本作で残虐な世界をサバイブする役柄を演じたパワフルな女優陣に注目してみよう。
【写真】オスカー女優ヒラリー・スワンクが貫禄たっぷりに演じる黒幕アシーナ
本作は、現代のアメリカで二極化する“上流階級VS庶民階級”や、ウェブ上でまん延する陰謀論などから着想を得て、SNS上でのヘイト発言などを「人間狩り」に置き換えて過激に風刺した問題作。
製作を手掛けるのは、『ゲット・アウト』や『パージ』シリーズなどで知られ、斬新なアイデアの作品を次々と生み出すブラムハウス・プロダクションズを牽引するジェイソン・ブラム。キャストは、“狩られる側”として突然拉致される一般庶民をベティ・ギルピンやエマ・ロバーツ、そして“狩る側”の黒幕をオスカー女優のヒラリー・スワンクが演じる。
「この作品はまさに、ヒラリー・スワンク演じるアシーナと、ベティ・ギルピン演じるクリスタルの対決だ」と語る製作のブラムは「ヒラリーもベティも、これまで映画やテレビで格闘シーンを多く演じてきたから、経験豊富だった。ほとんどすべての格闘シーンを自分で演じたと思う。格闘シーンの経験もある素晴らしい女優と仕事ができてよかったよ。対決にリアルさが増している」と2人の演技を称賛。劇中で突如開幕する“人間狩り”は、アシーナとクリスタルという、ずば抜けた2人の力強い女性が中心となって展開する。
『ボーイズ・ドント・クライ』(1999)『ミリオンダラー・ベイビー』(2004)で2度アカデミー賞主演女優賞を獲得した名女優のヒラリーは、“人間狩り”を容赦なく遂行していくアシーナ役について「アシーナは完璧主義者で、優秀であろうとしない人間に寛容でない」とコメント。
そのアシーナに敢然と立ち向かうブロンド美女クリスタルを演じたべティは、クリスタルについて「ちょっと狂気を感じるような女性で、どうにも本心は読めなくて、誰かを頼ったり必要としたりすることがない、という点に興味を惹かれた」と振り返る。そして「彼女はこの狩り場から逃げ出したい一心であり、周りや世界を救おうなんて高尚な考えは持ってない。もともと戦士や革命家のような気質を持ち、偉大な素晴らしいことを成し遂げる能力を持っていたけど、能力に見合わない環境に置かれ、本来とは違う自分になっていったんだと思う」と語る。
そんな最強のアクションヒロインたちと交じることになる、若き美女“ヨガパンツ”を演じているのが、人気女優ジュリア・ロバーツを叔母に持つ俳優一家出身のエマ。“ヨガパンツ”は物語序盤、カジュアルなスポーツウェアのまま口枷をはめて拘束された姿で登場し、本作随一の名シーンでは強烈なインパクトを残す。男たちを蹴散らすほどの活躍を見せる、女優陣の雄姿にも期待が高まる。
映画『ザ・ハント』は10月30日より全国公開。