トム・ハンクス主演のヒューマンドラマ『この茫漠たる荒野で』予告&キービジュアル解禁
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俳優のトム・ハンクスが主演を務め、映画『ボーン』シリーズや『キャプテン・フィリップス』のポール・グリーングラスが監督と脚本を手掛けるNetflix映画『この茫漠たる荒野で』より、予告編とキービジュアルが解禁された。
【動画】ゴールデン・グローブ賞2部門ノミネート『この茫漠たる荒野で』予告編
原作は、全米図書賞の最終候補に選出されたポーレット・ジルズのベストセラー小説『News of the World』。メディアがまだ乏しい時代、各地でニュースを読み伝える仕事をしながら旅をする退役軍人が、偶然出会った少女と旅をしながら次第に心を通わせ、壮大な冒険を繰り広げていく様を描く感動の人間ドラマだ。
主人公をトム・ハンクスが演じるほか、主人公と旅をする少女役は、ドイツ出身の若き新星ヘレナ・ゼンゲル。ヘレナは本作での演技で、本年度の第78回ゴールデン・グローブ賞助演女優賞にノミネートされている。そのほか、『リンカーン』やドラマ『ハウス・オブ・カード』のエリザベス・マーヴェル、『フォードvs フェラーリ』のレイ・マッキノン、ドラマ『アンダー・ザ・ドーム』のメア・ウィニンガムら実力派が脇を固める。また、音楽を担当するジェームズ・ニュートン・ハワードは、本作でゴールデン・グローブ賞の音楽賞にノミネートされている。
南北戦争の終結から5年後。退役軍人のジェファソン・カイル・キッド大尉(トム)は、町を転々としながら、大規模な抗争や壊滅的な大惨事、大統領や女王の近況から大興奮の冒険譚まで、世界各地のさまざまなニュースを読み伝える仕事をしていた。そんなある日キッドは、テキサスの平原で10才の少女ジョハンナ(ヘレナ)と出会う。
6年前にネイティブアメリカンのカイオワ族に連れ去られ、その一員として育てられたジョハンナは言葉も通じず、見知らぬ外の世界に困惑している様子。見かねたキッドは実の叔父叔母の元へ彼女を送り届ける役目を引き受けることに。そして、我が家と呼べる場所を求めて共に何百キロもの荒野を旅する2人は、人間と自然の両方から突き付けられる数々の厳しい試練に直面していく―。
予告編は、キッドとジョハンナが旅を通じて徐々に心を通わせていく姿を描いたもの。偶然出会ったジョハンナが、6年前に家族を殺され誘拐されたのを知ったキッドは「あの子を親戚の元へ送る」と決意。なぜそこまでするのか問われると「4年の戦争で多くの血を流した。お互い苦しみを背負ってる」と答える。そして、出会った当初はまったく馬が合わなかった2人が、旅を続ける過程で血の繋がりを超え、いつしか父娘のような強い信頼関係を築いていく。最後は、キッドがジョハンナを抱きしめて「一緒に道を見つけよう」と語りかける姿で幕を閉じる。彼らの壮大な旅の一端を収めた、感動の人間ドラマを予感させる映像となっている。
キービジュアルは、広大な荒野を背景に、トム演じる風格に満ちたキッドと、ヘレナ演じる強い眼差しのジョハンナをダイナミックに捉えたものとなっている。
Netflixオリジナル映画『この茫漠たる荒野で』は2月10日より独占配信。