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アカデミー賞ノミネート発表 『Mank/マンク』が最多10部門 監督賞に女性2人

映画

第93回アカデミー賞 『Mank/マンク』が最多10部門ノミネート
第93回アカデミー賞 『Mank/マンク』が最多10部門ノミネート 写真提供:AFLO

 現地時間3月15日、第93回アカデミー賞のノミネーションが発表された。Netflixの『Mank/マンク』が、作品賞、監督賞、主演男優賞、助演女優賞を含む10部門にノミネートされ、トップとなった。また、アカデミー賞史上初めて、監督賞に女性2人が同時にノミネートされた。

【写真】映画の祭典「第92回アカデミー賞」<フォト集>

 10部門ノミネートで最多となった『Mank/マンク』は、名作『市民ケーン』の製作舞台裏を、共同脚本家であるハーマン・J・マンキーウィッツを主人公に描いた作品。『市民ケーン』の撮影技法をなぞり、モノクロで撮影された。Netflixは本作をはじめ、最多16作品・合計38のノミネートを獲得。コロナ禍という状況下で存在感を見せつけた。

 これに続くのは、『ファーザー』、『Judas and the Black Messiah(原題)』、『ミナリ』、『ノマドランド』、『サウンド・オブ・メタル ~聞こえるということ~』、『シカゴ7裁判』で、それぞれ6つのノミネートだった。このほか、『プロミシング・ヤング・ウーマン』が5部門でノミネートされた。

 監督賞に女性候補が挙がらないことが問題視されている中で、今回は『ノマドランド』を手掛けたクロエ・ジャオ監督と『プロミシング・ヤング・ウーマン』のエメラルド・フェネル監督がノミネートされた。同時に女性が2人ノミネートされるのは、アカデミー賞史上初。歴代でも、6人目と7人目のノミネートとなる。ジャオ監督は非白人女性として初めてのノミネート。作品賞(プロデューサーとして)、監督賞、脚色賞、編集賞で候補入りし、一度に4つのノミネーション獲得は女性として初めて。フェネル監督も、作品賞、監督賞、脚本賞にノミネートされており、女性として同時に3部門で候補入りするのは、ソフィア・コッポラとフラン・ウォルシュに続いて3人目。

 また、2015年と2016年は、演技賞の候補者が全て白人俳優だったことが問題になったが、今年は演技賞候補の中に、9人の非白人俳優が含まれており、長いアカデミー賞の歴史でも多様性のあるノミネーションと言えそうだ。

 今年のアカデミー賞は、新型コロナウイルスの影響で、例年より遅い、現地時間4月25日に開催予定。

 第93回アカデミー賞主なノミネーションは以下の通り。

■作品賞
『ファーザー』
『Judas and the Black Messiah(原題)』
『Mank/マンク』
『ミナリ』
『ノマドランド』
『プロミシング・ヤング・ウーマン』
『サウンド・オブ・メタル ~聞こえるということ~』
『シカゴ7裁判』

■監督賞
トマス・ヴィンターベア 『Another Round(英題)』
デヴィッド・フィンチャー 『Mank/マンク』
リー・アイザック・チョン 『ミナリ』
クロエ・ジャオ 『ノマドランド』
エメラルド・フェネル 『プロミシング・ヤング・ウーマン』

■主演男優賞
リズ・アーメッド 『サウンド・オブ・メタル ~聞こえるということ~』
チャドウィック・ボーズマン 『マ・レイニーのブラックボトム』
アンソニー・ホプキンス 『ファーザー』
ゲイリー・オールドマン 『Mank/マンク』
スティーヴン・ユァン 『ミナリ』

■主演女優賞
ヴィオラ・デイヴィス 『マ・レイニーのブラックボトム』
アンドラ・デイ 『The United States vs. Billie Holiday(原題)』
ヴァネッサ・カービー 『私というパズル』
フランシス・マクドーマンド 『ノマドランド』
キャリー・マリガン 『プロミシング・ヤング・ウーマン』

■助演男優賞
サシャ・バロン・コーエン 『シカゴ7裁判』
ダニエル・カルーヤ 『Judas and the Black Messiah(原題)』
レスリー・オドム・Jr 『あの夜、マイアミで』
ポール・レイシー 『サウンド・オブ・メタル ~聞こえるということ~』
レイキース・スタンフィールド 『Judas and the Black Messiah(原題)』

■助演女優賞
マリア・バカローヴァ 『続・ボラット 栄光ナル国家だったカザフスタンのためのアメリカ貢ぎ物計画』
グレン・クローズ 『ヒルビリー・エレジー ‐郷愁の哀歌‐』
オリヴィア・コールマン 『ファーザー』
アマンダ・セイフライド 『Mank/マンク』
ユン・ヨジョン 『ミナリ』

■脚本賞
『Judas and the Black Messiah(原題)』
『ミナリ』
『プロミシング・ヤング・ウーマン』
『サウンド・オブ・メタル ~聞こえるということ~』
『シカゴ7裁判』

■国際長編映画賞
『Another Round(英題)』(デンマーク)
『少年の君』(香港)
『Collective(英題)』(ルーマニア)
『皮膚を売った男』(チュニジア)
『Quo Vadis, Aida?(原題)』(ボスニア・ヘルツェゴビナ)

■長編アニメ映画賞
『2分の1の魔法』
『フェイフェイと月の冒険』
『映画 ひつじのショーン UFOフィーバー!』
『ソウルフル・ワールド』
『ウルフウォーカー』

■長編ドキュメンタリー賞
『Collective(英題)』
『ハンディキャップ・キャンプ:障がい者運動の夜明け』
『老人スパイ』
『オクトパスの神秘:海の賢者は語る』
『タイム』

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