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柳楽優弥×田中泯『HOKUSAI』5.28公開決定 新予告&ポスター解禁

映画

 俳優の柳楽優弥と田中泯がダブル主演する映画『HOKUSAI』の新たな公開日が5月28日に決定。併せて新予告と新ポスターが解禁された。本作は、浮世絵師・葛飾北斎の知られざる生涯に初めて焦点を合わせた作品。青年期の北斎を目覚めさせた版元・蔦屋重三郎と、老年期の北斎のパートナーとなる人気戯作者・柳亭種彦とのエピソードを軸に、“人間・北斎”と、彼が描いた“3つの波の秘密”が生まれるまでの物語を描く。柳楽が北斎の青年期、田中が老年期をそれぞれ演じる。

【動画】天才絵師・北斎がひたすら絵を描き続けた理由とは 柳楽優弥×田中泯W主演映画『HOKUSAI 北斎』 新予告編(90秒)

 解禁となった新予告は、天才絵師・葛飾北斎(田中)が若かりし頃を回想するところから始まる。人気浮世絵版元の蔦屋重三郎(阿部寛)に向かって「北極星にちなんでつけたんだ」と、決して動かぬ星であることが自身の名前の由縁であると真っすぐな瞳を向けて語る人物こそが、若き日の北斎(柳楽)だ。

 腕はいいが、食うことすらままならない生活を送っていた北斎に目をつけた重三郎。しかし、絵を描くことの本質を捉えられていない北斎をなかなか認めず、“絵を描く意味”を問いかける。勝ち負けにこだわる北斎は、歌麿や写楽などライバルたちにも完璧に打ちのめされ、先を越されてしまい、もがき苦しみ、生死の境まで行き着き、大自然の中で気づいた本当の自分らしさを見つける。そして、北斎は重三郎の後押しによって、ついに唯一無二の独創性を手にする。

 しかし、江戸時代後期は幕府によって浮世絵や戯作などの風俗が厳しく取り締まられており、蔦屋が営む耕書堂や、武士の家系であることを伏せて筆を取り北斎とタッグを組んでいた戯作者の柳亭種彦(永山瑛太)も弾圧の対象に。彼もまた自問自答し、「先生は絵のために全てを捨てられますか?」と北斎に問いかけるも、北斎の気概や諦めない姿を目の当たりにし、己の信念を最後まで貫き通すことを決心する。

 一方で、志を共にする表現者たちを失い続けてもなお創作意欲が衰えることのない老年期の北斎(田中)は、筆一本を手に黙々と描き続けた絵で、誰よりも雄弁に“表現の自由”を求め、時代にあらがい続ける。厳しい弾圧の中、「こんな日まで絵を描くのか」と問われても、「こんな日だからだ」「今だから見えるものがある」と内に秘める熱い思いを言葉にする北斎の姿からは、若き日に重三郎に自身の名前の由来を語った青年の時と変わらぬ北極星のように生涯決してブレることのない強い信念を持ち続けた人物であったことがうかがえる。

 ポスターでは「絵で世界は変わるのか?」という、北斎が生涯をかけて貫き通したその生き様から気付かされるような力強いキャッチコピーとともに、主役級のキャストそろい踏み。青年期の北斎を演じる柳楽、老年期を演じる田中に続き、蔦屋重三郎を演じる阿部、柳亭種彦を演じる永山、歌麿を演じる玉木宏、北斎の妻コトを演じる瀧本美織、高井鴻山を演じる青木崇高らの姿が収められている。

 新公開日決定にあたり、柳楽は「北斎の持つ力強さ、目標や夢に向かって自分を信じ突き進んでいく力は、今この時代においてとても必要なエンターテイメントの力になるのではないかと思います。今この時代を生きる人たちの背中を押してくれるような北斎の強い信念とエネルギーを感じて頂けたらと思います」とコメント。

 田中は「映画の中でも北斎は、自分が生きている時代を『こんな時代』『いやな時代』だと言っています。現在、世界中で悶々とし、ムカムカとし、そして落ち込み、今私たちはとても苦しい時間のまさにその渦中にいるわけです。北斎は、そうゆうものに対して立ち向かったわけです。常識破りでもあったと思います。一人の人間が90歳になろうとしているのにもっともっと生きたい、まだまだやることがある、死にたくないとはっきり思う。これは今でも僕たちはほんとに見習わなきゃいけないと思います」と話している。

 映画『HOKUSAI』は5月28日より全国公開。

天才絵師・北斎がひたすら絵を描き続けた理由とは 柳楽優弥×田中泯W主演映画『HOKUSAI 北斎』 新予告編(90秒)

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