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黒柳徹子、『窓ぎわのトットちゃん』刊行から40年に「びっくり」 新企画も発表

エンタメ

『窓ぎわのトットちゃん』刊行40周年記念オンライン記者会見&新企画発表に出席した黒柳徹子
『窓ぎわのトットちゃん』刊行40周年記念オンライン記者会見&新企画発表に出席した黒柳徹子(C)田川優太郎

 黒柳徹子が30日、『窓ぎわのトットちゃん』刊行40周年記念オンライン記者会見に出席。戦後最大のベストセラーとなった本作だが、新企画として黒柳自身が朗読を務めるオーディオブックが3月31日より配信開始となることも発表された。

【写真】会見に登場した黒柳徹子 『窓ぎわのトットちゃん』刊行40周年記念オンライン記者会見より

 黒柳の小学校時代を描いた自伝的小説で、全世界でシリーズ累計2371万部のベストセラーとなっている『窓ぎわのトットちゃん』。本イベントは、今年3月に迎えた刊行40年を記念して開催された。

 多くの記者が見守るなか、オンラインで華やかな衣装で登場した黒柳。刊行40周年を迎え黒柳は「トットちゃん、トットちゃん、と言われていますが、もう40年も経ったんだなとびっくり。こんなに多くの皆さんが読んで下さって心より御礼申し上げます」とあいさつ。

 本作では、小学校1年生で退学になってしまったトットちゃんが新しく通い始めた東京・自由が丘にあったトモエ学園での生活が描かれるが、「私にとって忘れられない小学校時代。本当にトモエの思い出なくしては、私の人生はお話できないというくらい」だと話し、「小林校長先生という素晴らしい先生に会ったのは生涯一番最初のめぐり逢い。母も私に良い影響を与えたが、なんといっても小林先生。小林先生に出会ってなければ今の私はなかった」と述懐。「トットちゃんの学校を母が見つけてくれたことが、本当に人生でよかったこと。そして小林先生が毎日『きみは、本当は、いい子なんだよ』と言ってくれたことが、何事にも代えがたい有難いお言葉だった。その言葉がなかったら、私は違う人生を歩んでいったろうと思います」と心境を吐露した。

 先日、もう1度本作を読み返したという黒柳は「自分で結構面白いなと思って(笑)」と茶目っ気たっぷりに話しつつ、「私はよく育ちました。よく育ったというのはどういうことかというと、人の痛みがわかるとか、人に優しくするとか、体の不自由な人たちと仲良くするとか、そういう色んなトモエで習ったことを今でも実行している。芸能生活いま68年位になりますけど、何一つ変わることなく、トットちゃんでいられたのもトモエのおかげ」だと明かした。

 また今回発売されるオーディオブックについては、自身の朗読を聞いた感想として「本が出た時にすぐ録音したもので随分経っていたんですけど、そんなに下手でもないなと(笑)。私が書いたものを私が読んでいるのですから、トットちゃんが読んでいると思ってくださっても構いません」と呼びかける。

 ユニセフ親善大使として世界中を回り、今年88歳となる黒柳だが、質疑応答で今の日本の子どもたちについて質問が飛ぶと「あんまり日本の子どものことについては普段あまりお話しないようにしているんです。難しいんです、とっても」と前置きをしつつ「でも一つ言えることは、どんな難民キャンプへ行っても、自殺した子どもはいますかと聞いても、一回もいなかった。本当になくなるといいなと思っています」と語り、また“子どもにとっての幸せ”について問われると「抱きしめてくれる人がいる、そういう人がいれば幸せだと思う。それから学校に行って勉強ができること」だと、穏やかな笑顔で語っていた。

 オーディオブック『窓ぎわのトットちゃん』は、3月31日より配信開始(本編61編中、30編を収録)。

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