カルトSFアニメ『ファンタスティック・プラネット』予告公開 湯浅政明&みうらじゅん絶賛コメントも
湯浅政明監督、みうらじゅんのコメント全文は以下の通り。
■湯浅政明監督
ボスやシュルレアリスムにも通じる、並ぶもののない、シュールで独創的な世界。そこで起こる対立・闘争・変化の渦へ我々は投げ込まれる。人間も家族も社会も出てくるが、物質、特徴、習慣、精神世界もこことは大きく違う。簡単な答えはない。生き延びるには、ひたすら起こる出来事からそれを探り続けてゆくしかない。それは我々にも必要な力、想像力だ。
■みうらじゅん
その存在は当然、存じておりましたが、こんなに面白い作品だったとは! 今では実写とも引けを取らない数々のアニメ作品。いや、むしろアニメの方がよりリアルにその世界観が伝わるのかも知れません。しかし、この‘73年制作の『ファンタスティック・プラネット』は、敢えて初期アニメの作り方を踏襲し、リアルよりも空想の凄さに重きが置かれています。出てくるシュールなマシーンやクリーチャー。それにストーリー自体がブッ飛んでいますが、現代に於いては決して空想で片付けられない予言的メッセージも感じます。百聞は一見に如かず。あなたも『ファンタスティック・プラネット』を、この機会に是非、一度体験されてみては如何でしょう。