坂ノ上茜、映画『ぬけろ、メビウス!!』主演 共演に細田善彦&田中偉登
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女優の坂ノ上茜が主演を務める映画『ぬけろ、メビウス!!』の制作が決まった。今秋クランクインし、完成後は国内外の映画祭への出品と2022年の全国順次公開を目指す。
【写真】映画『ぬけろ、メビウス!!』キービジュアル
本作のテーマは「敷かれたレールを歩いている途中で、そこから降りることの難しさ」。契約社員として働き、結婚相手になりそうな相手もいる24歳の主人公が、衝動的に大学に行きたいと思い立ち、周囲の反対をよそに、受験に向けて突っ走り始める姿を描く。
ドラマ『監察医 朝顔』(フジテレビ系)や LINEドラマ『昔、好きだった人からLINEが届いた』などに出演した坂ノ上が主人公を演じるほか、細田善彦、田中偉登、松原菜野花が共演する。監督は、SKIP国際Dシネマ映画祭で観客投票第1位を獲得した高杉真宙主演の映画『想影』(2017)などを手がけた加藤慶吾。脚本を村上かのんが担当する。
加藤監督は「2020年夏に、チームメンバーとオンライン上で会話を重ねながら、今作の骨組みを作り上げました。ここ数年、自分たちが次に作りたい作品のテーマとはなんだろうかということを常に考え続けていたのですが、ある時スッと、今回の主人公像が頭の中に浮かんでからは、物語の流れも、テーマも、今までずっと悩んでいたのはなんだったのだろうと思うくらいに、あれよあれよと言う間に出来上がっていきました。そうして出来上がった作品の設計図を、脚本家である村上かのんさんにお渡しし、いま、目の前に、自分たちの想像を遥かに超えた、撮ることがとても楽しみな脚本が存在しています」とコメント。
主演の坂ノ上は「脚本を読ませていただいた時に『この役やりたいな。』と素直に思いました。その想いが叶って嬉しい気持ちでいっぱいです。主人公に対して共感する部分があったり、昔友人から相談を受けた時のことを思い出したりするほど身近な存在に感じられ、その等身大の姿と向き合って一生懸命演じられたらと思います。今は撮影に向けて準備している最中ですが、この作品とともに私自身もひとつ殻を破る気持ちで臨んでいきます」と意気込む。
また、本日7月13日より、モーションギャラリーにて本作のクラウドファンディングが開始された。劇場公開前にオンラインプレミア試写に参加できるコースなどが用意されている。
映画『ぬけろ、メビウス!!』は、2022年全国順次公開予定。