『セックス・アンド・ザ・シティ』の愛されキャラ、スタンフォード役ウィリー・ガーソンさん死去
『セックス・アンド・ザ・シティ』のスタンフォード・ブラッチ役や、『ホワイト・カラー』のモジー役で知られる俳優のウィリー・ガーソンさんが亡くなったことが明らかになった。57歳だった。Varietyによると死因は発表されていないという。
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ウィリー・ガーソンさんは、ニュージャージー州ハイランド・パーク生まれ。ウェズリアン大学を卒業した後、名門イエール大学で美術学の修士号を取得した。大学卒業後は『チアーズ』や『ファミリー・タイズ』、『L.A.ロー 七人の弁護士』など人気ドラマシリーズに小さな役で出演。その後、『ボーイ・ミーツ・ワールド』や『X‐ファイル』、『フレンズ』、『ツイン・ピークス』、『メルローズ・プレイス』、『バフィー 〜恋する十字架〜』、『アリー my Love』などへのゲスト出演を経て、『セックス・アンド・ザ・シティ』や『ホワイト・カラー』出演に至った。近年は、『Hawaii Five‐0』や『SUPERGIRL/スーパーガール』、『ガール・ミーツ・ワールド』等にゲスト出演し、『ホワイト・カラー』と『ガール・ミーツ・ワールド』では、メガホンも取った。
代表作となった『セックス・アンド・ザ・シティ』では、タレント・エージェントで、主人公キャリーのゲイ友達、スタンフォードを演じ、ドラマでも人気キャラの1人に。映画版『セックス・アンド・ザ・シティ』と『セックス・アンド・ザ・シティ2』でも同役で出演した他、続編『And Just Like That...』にも出演することが発表されており、撮影現場で姿が目撃されていた。
同ドラマのエグゼクティブプロデューサー、マイケル・パトリック・キングは、「『セックス・アンド・ザ・シティ』ファミリーは、自分たちの一部を失いました。ウィリー・ガーソンは我々の素晴らしき仲間でした」と声明を発表。「『And Just Like That』撮影中、彼は毎日、精神と作品への献身を捧げてくれました。病身にも関わらず、彼の全てを捧げてくれたのです。俳優、人間として、彼の素晴らしい才能の数々は、皆に惜しまれることでしょう。この悲しく、重苦しい時を、喜びと光に満ちた彼との思い出に慰めてもらいます」とコメントした。
同作で、ウィリーさん演じるスタンフォードのパートナーとなったアンソニー役のマリオ・カントーネもツイッターにてコメントを発表。「これ以上ないほどの素晴らしいテレビパートナーでした。打ちのめされ、悲しみに沈んでいます。あまりにも早すぎる死です。あなたは神からのギフトでした。わたしの大切な友人、どうぞ安らかに。愛しています」と追悼した。