乃木坂46・寺田蘭世、笑顔の卒業前ラストライブ「本当に私は幸せ者です」
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乃木坂46のアンダーメンバーが28日、東京・TACHIKAWA STAGE GARDENで「28thSG アンダーライブ」を開催。28thシングルの活動終了をもって卒業する2期生の寺田蘭世にとってのラストライブとなり、寺田は「たくさんの愛をありがとうございました」と笑顔でステージを後にした。
【写真】乃木坂46・寺田蘭世、笑顔の卒業前ラストライブ 「28thSG アンダーライブ」ライブフォト(13枚)
アンダーライブには寺田のほか、伊藤理々杏、金川紗耶、北川悠理、阪口珠美、佐藤楓、佐藤璃果、柴田柚菜、中村麗乃、林瑠奈、松尾美佑、向井葉月、矢久保美緒、山崎怜奈、弓木奈於、吉田綾乃クリスティー、和田まあやの計17名が参加した。
ライブは「君に叱られた」に収録されるアンダー楽曲で寺田がセンターを務める「マシンガンレイン」で幕を開けた。メンバーたちが赤を基調とした衣装で登場すると、会場はスティックバルーンの音に包まれ、序盤から盛り上がりを見せる。
中盤、真っ白な衣装で「誰よりそばにいたい」を歌い上げると、寺田は「自分は自分の気持ちを言葉で伝えるのが苦手でした」と切り出し「いつも誤解されちゃうんじゃないかな、って。でもこのステージで歌ったり踊ったりしていると、自分の気持ちを見せれるような気がしました。私にとってこのステージはとても大切な場所です」と告白。
続けて「受け継ぐもの、受け継がれていくもの。それぞれの意志がここにはあって、だからとても魅力的なんだと思います。これから歌う楽曲たちに今の思いを乗せて、大切な人たちへまっすぐ伝えます」と紹介し「自由の彼方」をしっとりと披露すると、観客からは寺田の気持ちを受け取ったように温かい拍手が送られた。
本編ラストは寺田が「この歌を歌っているとすごく青春だったな、と感じる1曲を選ばせていただきました」と紹介した「あの日 僕は咄嗟に嘘をついた」を披露。楽曲が終わると寺田は「こうやってお客様が入ってくださってライブをすると、本当にライブってすてきなものだな、って言葉では表せないくらい、ぐーっと胸に来るものがいっぱいありました。本当に私は幸せ者です。ありがとうございます」と感謝した。
アンコールでは白と赤に花柄のワンピースをまとった寺田が一人で登場し「乃木坂46の寺田蘭世です」と改めてあいさつ。「今すごくほっとしてます」とほほ笑み「ここに来ても本当に悔いが何ひとつなくて、今すごく清々しい気持ちでいっぱいです」と胸を張った。
寺田は「今日は何よりも感謝を一番伝える日にしたいな、と始まる前から思っていて…」と切り出し、スタッフや家族に感謝。メンバーには「卒業生も含めて人として良い人がいっぱいいて、魅力的な人がいっぱいいて。みんなが優しい人だから、私もここまでがんばってこれたんじゃないかなって。本当に大好きなグループでした。みんなありがとうございました。これからも仲良くしてください」と笑顔でメッセージを送った。
ファンに向けては「ファンのみなさんがいたからここまでがんばってこれたのは紛れもない事実です」とコメント。言葉にするのは難しいことで、誤解されてしまうこともあると思う、といいながら「でも今までの私の行動だったりで見せれたと思うので、本当に悔いがありません。みなさんにはそれが伝わっていればいいな、と思うし、私は本当にファンの人のことを友達みたいに思っているので、体調には気をつけて長生きしてほしいな、って思っています。重たいとか思わないでほしいんですけど、それくらい私にとって大切な存在でした」とファンの大切さをかみしめた。