『明け方の若者たち』北村匠海、黒島結菜、井上祐貴が過ごす青春の日々を切り取った場面写真
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俳優の北村匠海が主演を務める映画『明け方の若者たち』より、主人公の<僕>(北村)が過ごす“沼のような5年間”を切り取った場面写真が解禁された。
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本作は、10~20代から圧倒的な支持を獲得したウェブライター・カツセマサヒコによる青春恋愛小説の映画化。
「私と飲んだ方が、楽しいかもよ?笑」。その16文字から始まった、沼のような5年間。明大前で開かれた退屈な飲み会。そこで出会った<彼女>に、一瞬で恋をした。下北沢のスズナリで見た舞台、高円寺で一人暮らしを始めた日、フジロックに対抗するために旅をした7月の終わり…。世界が<彼女>で満たされる一方で、社会人になった<僕>は“こんなハズじゃなかった人生”に打ちのめされていく。息の詰まる会社、夢見た未来とは異なる現在。夜明けまで飲み明かした時間と親友と彼女だけが、救いだったあの頃。でも、僕は分かっていた。いつか、この時間に終わりが来ることを…。
主人公の<僕>役を務めるのは北村匠海。明大前の飲み会で<僕>が一目ぼれする<彼女>を演じるのは黒島結菜。新入社員の<僕>の同期で後に親友となる<尚人>役を井上祐貴が演じる。近くて遠い2010年代のリアリティーあふれる青春劇の映像化に挑戦するのは、23歳の松本花奈監督。脚本は小寺和久が担当した。
解禁された場面写真では、<僕>が布団の上で憂うつそうな表情を浮かべ、携帯電話を見つめる姿や、<彼女>と肩を寄せ合う仲むつまじい様子、<僕>の会社の同期で親友の<尚人>の姿などを見ることができる。
<僕>と<彼女>と<尚人>の三人で、高円寺の飲み屋で夢を語り合う、まさに“マジックアワー”のようなひと時を写した1枚も。緊張した様子で手をつなぎ見つめ合う<僕>と<彼女>の姿は、“沼のような5年間”の始まりを予感させる。<僕>と<尚人>がぼうぜんとした表情で立ち尽くす、いったい何が起こったのか気になるカットも。
最後には、 大人になった<僕>が“明け方”になんとも言えない表情で空を見上げる姿があり、<僕>が過ごす“沼のような5年間”の行く末が気になる場面写真となっている。
北村は「映画に登場する、街や音楽が偶然にも僕の“本物の青春”と重なっていて、もう二度と帰ってこない人生のマジックアワーをまた味わえたような、切なくてじんわりあったかくて、笑ってるのか泣いてるのかよくわからないあの頃を、皆さんも思い出せるかもしれません」と語っている。
映画『明け方の若者たち』は、12月31日より全国公開。