小出恵介、6年ぶり舞台復帰に意欲「奇跡のようだと思っています」
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俳優の小出恵介が4日、都内で行われた舞台『群盗』の制作発表に共演の池田朱那、新里宏太、演出の小栗了と共に出席。6年ぶりの舞台出演となる小出が「こういう場所に立たせていただけるのは奇跡」と感慨深げに語った。
【写真】久しぶりに公の場に立つ小出恵介、全身ショット 舞台『群盗』制作発表より
本作はフリードリヒ・フォン・シラーの戯曲第1作目となる『群盗』を原作にした舞台。初演時には観客に熱烈な支持で迎えられ、失神者まで出たという本作のテーマを、いつの時代でも変わらない普遍のものとし、家族の関係、兄弟の関係、恋愛をベースにわかりやすく描く。
昨年8月に芸能活動を再開した小出は、「6年ぶりの舞台をやらせていただくことになりました。いろいろな経験がありましたが、再びこうやってみなさんの前に立てることを非常にうれしく感慨深く思っております」と語り、「真摯(しんし)な気持ちで臨みたいと思っています」とコメント。
さらに「こういう場所に立たせていただけるのは奇跡のようだと思っています」と噛みしめるように話す。「俳優は演技をする仕事ですが、それだけではないし、いろいろなことを感じました。何があっても全てを受け入れて向き合って、それから出来ることをやっていくのが道なのだと思いました。改めてフリーな気持ちでやっていきたいと思っています」と決意を新たにした。
小出が出演することになったきっかけについて、小栗は「2019年の7月にインスタグラムのダイレクトメッセージでメッセージを送りました」と明かし「気づいてくれるといいな、と思いつつ、たくさん来ている中なので埋もれていくんじゃないかな…と思っていたら、返信をいただきまして。そこからスタートしました」と回顧。
小栗が「よく返事してくれましたね」と投げかけると、小出は「インスタグラムはやっていたんですけど、ダイレクトメッセージが届くことすらもよく把握していなくて。たまたま開けたときに了さんからのメッセージを見つけて、最初は本当にかな? と思いました」と明かした。そのときはニューヨークで学校に通っていた時だったと言い「『舞台に立たないか』とお話をいただいたとき、本当にうれしかったです。感動しました」と当時の心境を口にした。
舞台『群盗』は埼玉・富士見市民文化会館キラリ☆ふじみで2022年2月18日~2月27日に公演。