『カムカムエヴリバディ』成長した吉右衛門の姿にネット驚き 相変わらずの達観ぶりに「人生何回目?」
NHK連続テレビ小説『カムカムエヴリバディ』(NHK総合/毎週月曜〜土曜8時ほか)の第2週「1939-1941」(第10回)が12日に放送され、たびたび安子(上白石萌音)や橘家の人々をフォローする少年・吉右衛門が少し成長した姿で登場。変わらない達観した物言いにネット上には「人生何回目?」「まさかの吉右衛門担になりそう」といった反響が寄せられた。
【写真】独特のしゃべり方が人気の吉右衛門(石坂大志) ラジオで英語を勉強している安子(上白石萌音)
安子は、毎朝「基礎英語講座」を聞いてから、急いで町内の住人が参加するラジオ体操に駆けつける日々を送っていた。ある日、少し遅れてラジオ体操に駆けつけると、町内会長の吉兵衛(堀部圭亮)から「また遅刻たぁけしからん!」と注意される。恐縮して謝る安子に、吉兵衛は国民が同じ時間にラジオ体操をする意義を説明しつつ「国民総動員で挙国一致の精神を鍛えるんです!」と言い放つ。
「すみません!」と謝る安子の前方でラジオ体操をしているのは、吉兵衛の息子・吉右衛門(石坂大志)。吉右衛門はラジオ体操をしながら「お父ちゃん」と話に割って入ると「そねぇきつう言うたらいけんで」と異議を唱える。吉右衛門は「安子姉ちゃんはなぁ、毎朝ラジオで勉強しようじゃ、それがラジオ体操のすぐ前の番組じゃから、どうしても遅れてしまうんじゃ。ちーとは大目に見てあげらーれー」と言葉を重ねる。
しかし安子が英語を学んでいることを知った吉兵衛は「敵性語を勉強しよるとは聞きづてなりませんなぁ!」と憤慨。そんな父親を見かねた吉右衛門は、飄々(ひょうひょう)とラジオ体操を続けながら「お父ちゃん…聞いたらいけんもんじゃったら、そもそも放送すりゃせんじゃろう」と正論をぶつける。
吉右衛門は、和菓子屋「たちばな」と同じ町内の荒物屋「あかにし」の一人息子として第1週からたびたび登場。9日放送の第7回にも登場し子役の中川聖一郎ふんする幼少の吉右衛門が、砂糖が配給制になり和菓子が思うように作れない橘家の人々に対して、独特のおおらかな口調で慰める姿が描かれていた。
第10回では少し成長した姿で吉右衛門が登場すると、ネット上には「吉右衛門ちゃん大きくなってる!」「成長しとる!!」「大きくなっても口調は同じ!」などの声が相次ぎ、変わらないのんびりした話し方と子どもとは思えない達観した言葉の数々に「キミ何歳よwww」「そこらへんの大人より有能」「吉右衛門ちゃん人生何回目?」といったコメントが集まった。安子を守った吉右衛門に対して「吉右衛門ちゃん大好き」「ホントに天使」「稔さんでも勇ちゃんでもなくまさかの吉右衛門担になりそう」などの投稿も多数寄せられていた。