『ミラベルと魔法だらけの家』メイン楽曲MV解禁 斎藤瑠希、ミラベルの心情を歌唱
ディズニー・アニメーション・スタジオの映画最新作『ミラベルと魔法だらけの家』より、ヒロイン・ミラベルの日本版声優を務める女優の斎藤瑠希が歌い上げる新たなメイン楽曲「奇跡を夢みて」を収めた特別映像が解禁された。
【動画】メイン楽曲「奇跡を夢みて」収録 『ミラベルと魔法だらけの家』特別映像
本作の主人公ミラベルは、魔法の力を与えられた不思議な家に暮らすマドリガル家に生まれた少女。彼女の家族は、5歳の誕生日を迎えると1人1人が特別な個性を持つ“魔法のギフト(才能)”を家から与えられるが、ミラベルただ1人だけそのギフトを与えられなかった。魔法を持たなくても家族と仲良く暮らしていたミラベルは、ある日家に大きな亀裂があることに気づく。このままでは世界から魔法の力が失われていくと知った彼女は、家族を救うため“唯一の希望”として立ち上がる。
特別映像で解禁された劇中歌「奇跡を夢みて」は、『アナと雪の女王』でエルサが歌う「レット・イット・ゴー~ありのままで~」や『モアナと伝説の海』のモアナが歌う「どこまでも~How Far I’ll Go~」を彷彿とさせる、ヒロインの思いが込められた本作のメイン楽曲。「魔法のギフトがなくても私も家族の一員よ」と、特別な才能にあふれる家族たちの中で明るく前向きに過ごすミラベルが、心の奥底で抱える「私だって魔法が欲しいの」という本当の気持ちを歌い上げる1曲だ。
ミラベル役の日本版声優と劇中曲の歌唱を担当するのは、新人女優の斎藤瑠希。先日解禁された本作の特別映像では、ミラベルにふんして歌唱した「ふしぎなマドリガル家」が公開され話題になった。今回の楽曲「奇跡を夢みて」はゆったりとしながらもラテンの独特なリズムを持つが、斎藤はこの難曲もミラベルの心情を乗せて見事に歌い上げている。
トニー賞やグラミー賞など数々の受賞歴を持ち、本作のすべての楽曲を手掛けたリン=マヌエル・ミランダは、この楽曲について「『リトル・マーメイド』の“パート・オブ・ユア・ワールド”や『アナと雪の女王2』の“イントゥ・ジ・アンノウン”のように、主人公自身が本当に求めることについて歌った楽曲なんだ」と、ディズニー・アニメーションらしい重要な曲であること明かす。
続けて「ミラベルは自分だけにギフトがないことを全く気にしていない。彼女はマドリガル家の一員であることを誇りに思っているんだ。でも、この歌を通して、いかにそのことに苦しんでいるかをすべて吐き出すんだ。家族の中で一人違う存在でいることがいかに苦痛であるか、他のみんなと同じように見られることをいかに彼女が切望しているかをね。そのことを伝えるための言葉を見つけるのに時間がかかったんだよ」と制作時の苦労を振り返りながら説明している。
アニメ映画『ミラベルと魔法だらけの家』は、11月26日より全国公開。