銃誤発射による死亡事故、アレック・ボールドウィンはトリガーを引いていなかった可能性
主演映画の撮影現場で起きた銃誤発射による死亡事故を受けて、事故当時銃を構えていたアレック・ボールドウィンが初めてインタビューに登場。事故発生当時、銃のトリガーを引かなかったと明かし、注目を集めている。
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アレックが主演・製作を務めるウェスタン映画『Rust』のリハーサル中、アレックが構えた銃から誤って実弾が発射され、監督のジョエル・ソウザが負傷、撮影監督のハリーナ・ハッチンスさんが亡くなるという事件が起きてから1ヵ月あまりが経過した。
現地時間の12月2日夜、アレックが米ABCのテレビ番組『20/20』に出演し、事故後初めて公式の場で発言した。
JustJaredによると、アレックはインタビューの中で、事故当時「トリガーは引かれなかった。私は引き金を引かなかった…彼らに銃を向けたり、あるいは引き金を引いたりなど何があっても絶対しない。絶対だ」と明かしたという。
また、本来撮影現場にあるべきでない実弾が、どのようにして銃に込められたのかに焦点が集まっているが、これについては、「わからない。誰かが実弾を込めたのか。銃弾などそもそも現場にあるはずもなかった」と答えたそうだ。
これを受け、アレックに銃を手渡したとされる助監督のデイヴ・ホールズの弁護士がABC Newsのインタビューに答え、「デイヴは、会った初日から、アレックはトリガーを引かなかったと話していた」「彼の指は、トリガーガードに掛けていなかった」とコメントし、アレックの話を裏付けた。
一方、地元サンタ・フェ保安官事務所のエイダン・メンドーザはFox Newsに対し、「銃はただ発射するということはない」「銃器が発射するには、なんらかの操作が必要だ。当時銃は彼の手にあり、彼は何かしたのだ」と答えているという。
なおBuzzfeed Newsでは、業界のベテラン武器担当者の声として、「意図的にトリガーを引かなくても、銃が発射する事はありうる。銃の打ちがねが起きている状態ならば、軽い衝撃や、トリガーに触れただけで、発射することがある」と紹介している。