豪華キャスト陣が全員一人二役 中井貴一主演『大河への道』特報初お披露目
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俳優の中井貴一が主演を務め、松山ケンイチや北川景子が共演する映画『大河への道』より、キャスト陣が一人二役をコミカルに演じる姿を収めた特報が初解禁された。
【動画】豪華キャスト陣が全員一人二役 『大河への道』特報
本作は、立川志の輔の創作落語を映画化した〈歴史発見〉エンターテインメント。豪華キャスト陣が、〈令和の現代劇〉と〈江戸の時代劇〉の二つの世界の登場人物たちを、それぞれ一人二役で演じる。
現代の千葉県香取市。市役所の観光事業として、初めて日本地図を作った郷土の偉人・伊能忠敬を描く大河ドラマの開発プロジェクトが立ち上がる。総務課主任・池本(中井)は、ひょんなことから観光課の課長・小林(北川)によって開発担当に任命される。池本はお調子者の部下・木下(松山)と共に、引退したといううわさの大物脚本家・加藤(橋爪功)を何とか口説いて脚本の執筆を依頼するが、思いもよらぬ発見が加藤から池本に伝えられる。日本地図を完成させたのは、伊能忠敬ではないというのだ。
舞台は200年前へ。江戸下町の伊能忠敬邸では、天文学者の高橋景保(中井)と助手の又吉(松山)、日本地図完成を目指す忠敬の測量隊(和田正人、田中美央、溝口琢矢、平田満)、下女のトヨ(岸井ゆきの)、そして伊能のかつての妻エイ(北川)によって、驚くべき隠密作戦が決行されようとしていた…。
特報は、「初めて日本地図を完成させた人を描く大河ドラマ、伊能忠敬」というナレーションと共に、壮大な歴史ドラマの幕開けを感じさせる映像からスタート。しかしその直後、総務課主任・池本(中井)が、大物脚本家・加藤(橋爪)から「伊能忠敬は、日本の地図を完成させていない」と衝撃の事実を知らされがく然とする場面に。
さらに舞台は200年前の江戸時代へとさかのぼり、伊能忠敬の亡骸を前にした天文学者の高橋景保(中井)が、「伊能先生が亡くなりましたこと、伏せてはいただけませぬか」と言われ仰天する姿や、伊能のかつての妻・エイ(北川)が「これより一蓮托生(いちれんたくしょう)でございます」というセリフと共に微笑む姿が。彼らが隠密作戦を決行する様子が映し出され、最後は大広間で大人数がひれ伏す意味深なシーンと、池本(中井)と木下(松山)のコミカルなやりとりで終了。果たして、これまで隠されてきた、日本史の常識をも覆す秘密とは。豪華キャストが一人二役をコミカルに演じる姿も印象的な、物語への興味がふくらむ特報となっている。
中井と松山は本作で、2012年に放送された大河ドラマ『平清盛』(松山が主人公である平清盛役、中井が清盛の父である平忠盛役)以来の共演。松山は中井について「投げた球を全部キャッチしてくださる方で、ものすごく信頼をしています。緊張しないで、自分の地続きで、地に足がついたままで演技ができるのは中井貴一さんしかいないです」と語っている。
映画『大河への道』は、2022年5月20日より全国公開。