中井貴一、高倉健さんに鳥肌が立った思い出を明かす「そんなタイミングに電話あります?」
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俳優の中井貴一、松山ケンイチ、北川景子が9日、都内で開催された映画『大河への道』先行プレミア上映イベントに登壇。中井は予期せぬタイミングで高倉健さんから電話がかかってきたことに鳥肌が立った過去を明かし「そういうところがやっぱり、すごい人はすごいんだなと思いました」と語った。
【写真】赤いドレス姿が美しい北川景子
立川志の輔の新作落語を実写化する本作は、伊能忠敬の思いを継ぐ名もなき者たちの道のりを描き、日本史の常識をひっくり返す〈歴史発見〉エンターテインメント。3人は現代と江戸時代でそれぞれ一人二役を務めている。この日は共演者の岸井ゆきの、和田正人、溝口琢矢、平田満、橋爪功も登壇していた。
千葉県香取市役所の総務課に勤める池本保治/天文学者・高橋景保を演じる中井は「今回は自分も、企画というところから入らせていただいて。今日という日を迎えられたことが、とっても感無量です。ここから公開になりますけれども、今はいろんなエンターテイメントが難しい時代ですが、うまく皆さんにご覧いただければなという風に願っています」とコメント。
その後、伊能忠敬が55歳になってから地図づくりを始めたことにちなみ、55歳になったら始めたいことが質問された。池本の部下・木下浩章/高橋の助手・又吉を演じる松山は「家を一人で建ててみたいです」と言い「基礎から作ってみたいですね」とも。観光課の小林永美/かつての伊能の妻エイを演じる北川は「肉体改造」とのことで「だんだん体がたぶん衰えていくじゃないですか。そこで私は逆行したい」と考えを明かしていた。
物語にちなみ、人生で一二を争う鳥肌が立った経験を聞かれた中井は、20年前に中国で映画撮影中にトラブルが発生し、日本に帰国しようとしていたことを回想。ホテルで荷造りしていた際に高倉健さんから衛星電話がかかってきたそうで「どうなさったんですか?って言ったら『いや、ちょっとどうしてるかな?と思って電話した』って。そんなタイミングに電話あります? 隣の部屋からしない限り無理ですよね。それで状況を話したりして、そこで高倉さんに『こらえろ』っていう風に言ってもらうんですけど。その電話の『もしもし』って言って『高倉です』って言われたときが鳥肌立ちました」と明かしていた。
映画『大河への道』は5月20日全国公開。