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“不完全なキャラクター”としてのバットマン描く ロバート・パティンソン&マット・リーヴス監督がコメント

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マット・リーヴス監督「DC映画の中でもっともダークな領域に達している」

 メカホンを握ったマット・リーヴス監督は、バットマンを新たに作ることについて、「これまで数々の素晴らしいバットマンムービーが世に出されてきた。新しいものを作るのはとてもプレッシャーだったけど、僕がそれをやるとしたら何か重要なのかは分かっていたんだ。それは『なぜまたバットマンをやるのか?』という問いについて明確な答えを見つけることだ」と明言する。

 「バットマンがいかにトラウマを経験するかという感情に訴えるストーリーや、彼のオリジンについてのストーリーはすでに見ていると感じたから、自分達がまだ見たことのない『バッドマン初期の頃の不完全なキャラクター』を描くこと。そして彼の不安定な心理状態を覗いてみたいと思ったんだ。ブルースはまだどうやってバットマンとして活動していけばよいか分からない。そこからスタートして、彼の成長過程を描こうと考えた」と述べる。

 さらに、「大低の映画では完成したバットマンが描かれているから、彼がピンチに陥った時でも『バットマンは大丈夫だ、バットマンは困難を乗り越えて悪をやっつけるんだ』と思い込むけど、成長過程にある彼はまだ完全ではなく精神に揺らぎがあるから、どうなるか全く読めない。もしかしたら悪に負けてしまう可能性もある。まだ見ぬ凶悪と対峙した時の彼を心理学的に扱ってみたいと思ったんだ。僕はキャラクターをとても真面目に扱いたかったから、本作はDC映画の中でもっともダークな領域に達していると思うよ」と製作意図を語っている。

 一方で、脚本の中にはちょっとしたユーモアも散りばめたと監督は明かしている。「バットマンはいつも真剣で皮肉も言わない。本気で言っているからこそ可笑しい瞬間がいくつかあって、そこからも彼が生身の人間であることが分かると思うよ(笑)」と意外な見どころがあることを匂わせている。なお、パティンソンは「バットマンのセリフのユーモアは、実際バットマンにユーモアのセンスがないところから出てきているんだと思う」と分析している。

 身体的にも精神的にも青臭く、ユーモアのセンスもまだまだ未熟…(?)。パーフェクトなヒーローではなく、等身大の魅力が売りの“人間味あふれる”新生バットマンの姿に期待したい。

 映画『THE BATMAN-ザ・バットマン-』は、3月11日より全国公開。

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