
根岸吉太郎
根岸吉太郎 出演映画作品
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ゆきてかへらぬ
制作年:2025年02月21日(金)公開
根岸吉太郎監督が『ヴィヨンの妻~桜桃とタンポポ~』以来、16年ぶりにメガホンを取ったラブストーリー。大正時代を舞台に、長谷川泰子、中原中也、小林秀雄といった実在した男女3人の愛と青春を描く。脚本は『ツィゴイネルワイゼン』『セーラー服と機関銃』の田中陽造。主演は広瀬すず。共演は木戸大聖、岡田将生、柄本佑、トータス松本ら。
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ヴィヨンの妻~桜桃とタンポポ~
制作年:2009年10月10日(土)公開
太宰治の同名短編小説に基づく人間ドラマ。昭和20年代の混乱期を背景に放蕩三昧の夫を支え、逆境にめげることなく日々を過ごす女性のポジティブな生をとらえていく。『サイドカーに犬』の根岸吉太郎監督が、女性のしなやかさを見つめたドラマを丹念に演出。これまでになく活力にあふれる役に挑んだヒロイン、松たかこの深みのある存在感も光る。
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サイドカーに犬
制作年:2007年6月23日(土)公開
芥川賞作家・長嶋有のデビュー作を、『雪に願うこと』で2006年度の映画賞を総ナメにした根岸吉太郎監督が映画化。母の失踪に戸惑う少女が、父の愛人らしき奔放な女性との交流のなかで次第に心を開いていく。10歳の少女の忘れえぬひと夏の体験を描く人間ドラマだ。久しぶりの映画主演となる竹内結子が天真爛漫でサバサバした女性を魅力的に演じている。
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雪に願うこと
制作年:2006年5月20日(土)公開
鳴海章のベストセラー小説「輓馬」を、『狂った果実』『遠雷』の名匠・根岸吉太郎監督が映像化。北海道の名物として知られ、巨大なソリを轢いた馬が数百キロを走破する“ばんえい競馬“と、ひとりの青年の再起を重ね合わせた感動作だ。
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絆〈きずな〉
制作年:1998年6月6日(土)公開
ミステリー・ファンの支持を得た白川道の小説「海は涸いていた」を映画化。暗い過去を背負った男の、妹や親友との絆を守るための孤独な闘いをハードボイルド・タッチで描く。
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20世紀ノスタルジア
制作年:1997年7月26日(土)公開
人気アイドル、広末涼子の記念すべき映画デビュー作。「初国知所之天皇」「百代の過客」などの自主映画作品で知られる原將人の劇映画デビュー作でもある。ある日、自らを宇宙人と名乗る少年、片岡徹に出会った高校2年生の遠山杏。地球が滅びるまでをビデオに収めるという彼の“地球観察レポート”に戸惑いながらも、彼女はその見事なカメラワークに惹かれ、行動をともにする。高層ビル、高速道路、東京タワーなど、あらゆる情景をビデオに収めて夏を過ごしていった二人は、やがて“映画”の結末で意見を分かつ。そして徹は未編集テープを残し、父親のいるオーストラリアへ旅立ってしまう……。広末が歌声を披露するミュージカル・シーンをはじめ、映画愛をさわやかにうたい上げるユニークな青春映画。杏の父親役で、映画監督の根岸吉太郎が顔を見せている。
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透光の樹
制作年:
【これが究極の女と男の愛】 役所広司主演の『絆〈きずな〉』以来、6年ぶりとなる根岸吉太郎監督による大人の純愛劇。25年ぶりに再会した中年の男女が、ある“契約“から肉体関係を結び、やがて互いの思いを純化させていく様を、求心力のある演出でまざまざと見せつける。非情さと優しさが同居する恋模様に心を打たれること間違いなし!
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照明熊谷学校
制作年:
【現役照明技師を追うドキュメント】 公開中の『透光の樹』まで半世紀の間、照明技師として150本以上の日本映画を支えてきた熊谷秀夫を追ったドキュメンタリー。熊谷が光を照らしてきた25本の映画や、多くの関係者の証言が登場。エモーショナルなものを具現化する照明の仕事と、それに携わる熊谷自身を浮き彫りにしていく。
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課長 島耕作
制作年:
『週刊コミック・モーニング』誌に9年間連載された弘兼憲史の同名の人気漫画を根岸吉太郎が映画化。大手電機メーカー宣伝課の若き課長、島耕作は、仕事人間だが出世志向はなく、常にマイペースで生きている。そんな彼の日常を、彼を取り巻く女性たちとの恋模様も絡めて軽快に綴る。
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俺っちのウエディング
制作年:
幸福な結婚式の日、花嫁が謎の女にいきなりナイフで切りつけられる。命に別状はなかったが、犯人は爆弾で自殺、身元がわからない。当然、世間や警察は花婿・勉の過去の女ではないかと疑う。勉は疑いを晴らすために関係のあった女たちの生存を確かめに出かけるが……。サスペンス・タッチのストーリー展開だが、内容は丸山昇一のオリジナル脚本らしいハートウォーミングなコメディ。ハッピー・エンドのラストまで、安心して見ていられる。一連の根岸作品とは少し異色となるが、ワンカット、ワンカットのキッチリした構図の取り方が喜劇のテンポとうまくマッチして良質の出来となっている。
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ウホッホ探険隊
制作年:
前作「ひとひらの雪」で腰のすわった都会派ぶりを発揮、改めて注目された根岸吉太郎が、森田芳光の脚本を得て演出したホーム・ドラマの力作。インタビュアーの仕事をこなし、中学生と小学生の二人の息子と暮らしている登起子は、単身赴任中の夫から愛人ができたことを告げられる。やがて離婚を決意した彼女は子供たちのバックアップを得て、明るい母子家庭を築きあげていくが、ある日、夫がやって来て女と別れたことを告白するが……。根岸はこのかなり裕福な中流家庭を確かな現代感覚をもって描いており、これが成功の主因と言えよう。無機的な雰囲気、船に乗り電車で荒地を越えて行く夫の研究所の地理など、どことなく森田の「家族ゲーム」を思わせるが、この映画に息づくのはまぎれもない等身大の人間たち。解体しつつある家庭の新しい絆を、不安のうちに求めている現代人たちが見事に描かれている。室内を縦横に動きまわる時にトリッキーなカメラ・ワークが実に面白く、十朱幸代や子役など俳優陣も好演。
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オリオンの殺意より・情事の方程式
制作年:
横暴な父に耐えきれず母が家出したため、父を憎む少年は、彼を殺す手口を克明に日記に書き込む。しかし、それを読んだ父の後妻とその恋人は、日記に書き込まれている通りに殺人を犯し、罪を少年になすりつけようとする……。根岸吉太郎が監督デビューを飾った、若い才気がきらめく日活ロマンポルノの佳品。
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探偵物語〈1983年〉
制作年:
大学受験のため芸能活動を一時休業していた薬師丸ひろ子の復帰第1作。アメリカ出発を1週間後に控えた女子大生が殺人事件に巻き込まれ、監視役の私立探偵とともに事件の捜査に乗り出す。赤川次郎が薬師丸のために書いたオリジナル・ストーリー。
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永遠の1/2
制作年:
すばる文学賞受賞作品の映画化。婚約者と別れ、市役所を辞めた宏は、競輪場で出会った良子と親密になる。だが、その頃から宏の周辺で変なことが起こり始める。見も知らないヤクザに追いかけられて殴られたり、可愛い女子高生に泣かれたり、宏には身に覚えのないことばかりだ。どうやら、宏ソックリの別人がいろいろと悪事をはたらいているらしい。ついに、宏はもう一人の自分を探し出すことにした……。都会派・根岸吉太郎が、生き方の定まらない中途半端な男の姿をクールに描いた現代的恋愛物語。リアリズムとフィクションが交錯し、何が起きてもおかしくない世界は、まさに根岸にピッタリの題材だ。
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狂った果実〈1981年〉
制作年:
1981年は根岸吉太郎にとって飛躍の年だった。初の一般作品「遠雷」で名実ともに若手監督のトップに躍り出ただけでなく、その直前に撮った本作で過去の7作品を集大成する一つの頂点に登りつめたのである。多くの優れたロマン・ポルノがそうであるように、この作品もポルノグラフィーとは一線を画す青春映画の佳編に仕上がった。社会の底辺に位置しつつも必死に生きる若者が金持ちの令嬢と知り合い、愛し合いながらも強烈な憎悪を抱く。踏みにじられた弱者が最後に見せる暴力のパッション! セックスシーンも含め、歯切れのいいテンポ、時代認識の確かさ、明快な心理描写など、根岸の非凡な演出が光る一編。
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キャバレー日記
制作年:
「情事の方程式」でのデビュー以来、にっかつで何本かの注目作を演出してきた根岸吉太郎監督による、ロマンポルノとしては最後の作品。新宿・歌舞伎町のピンクキャバレーを舞台に、そこで働く男と女の物語だ。このキャバレーでは店長以下全員が、軍隊式人間管理のもとにチェーン店のトップを目指し奮闘している。そこへやって来た若者が見習いからスタートしてやっとのことで係長に昇進するものの、好きな女は課長のもとへ……。ドライなタッチを貫いた異色のキャバレー・エレジー。
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乳房〈1993年〉
制作年:
伊集院静の小説を根岸吉太郎が哀歓を込めて映像化した、やるせないラブ・ストーリー。ギャンブルと酒、女遊びにのめり込む中年男・立原は、仕事で一緒になった里子という女性と恋に落ちる。しかし、彼女は白血病に冒されていた。それでも一途な愛を捧げる彼女の姿に、立原は我が身を顧みる。故・夏目雅子の半生を描いたドラマだ。
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遠雷〈1981年〉
制作年:
東京近郊の農村地帯に生きる若者像を描いた立松和平の小説を、ロマンポルノを監督してきた根岸吉太郎が演出、彼の最初の一般映画にして、代表作となった。主人公はビニール・ハウスでトマトを栽培している若者。近くの団地の人妻と関係したり、ちょっといい加減なところもある毎日。そんな彼が結婚することに。見合いのあとすぐにモーテルに行くような自由奔放な二人。結婚式に振付きで桜田淳子の歌を歌う場面や農地の売買を迫る不動産屋を追い返す場面などユーモアとバイタリティー、そして叙情味を感じさせる優れた描写で、農村の若者の一面を垣間見せてくれる。永島敏行の大きなステップとなった。
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濡れた週末
制作年:
町工場の社長と不倫の関係にある事務員・志麻子は、若い男女のカップルと共謀し、社長の娘を誘拐して身代金をせしめようとするが……。もう若くなく婚期を逸した女の心情が、真夏の気だるい雰囲気のなかでせつせつと胸にしみる。宮下の好演が光る。
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