
高橋英樹
高橋英樹 出演映画作品
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ひるね姫 ~知らないワタシの物語~
制作年:2017年3月18日(土)公開
『攻殻機動隊 S.A.C.』シリーズや『東のエデン』の神山健治監督による長編アニメ。2020年の東京オリンピックを目前にした岡山を舞台に、どこでも昼寝をしてしまうヒロインと、自動車整備工を営む父の感動のドラマが描かれる。彼女がいつも見る夢の意味とは? ヒロインを演じるのは『植物図鑑 運命の恋、ひろいました』の高畑充希。
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代紋・地獄の盃
制作年:
「代紋・男で死にたい」の続編。前作で刺された梧井組の親分が全快するが、縄張りを狙う的場組が実力行使に出てくる。梧井組の代貸・鉄五郎がこれを阻止するというもの。小林旭が“片目の一本松“という、一匹狼のヤクザ役で客演。この年だけで11本の任侠映画に出演した高橋英樹の好演も見もの。
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渡世一代
制作年:
舞台は革新政治結社が暗躍した大正中期の浅草。親分に絶対の敬意を表す代貸しの伊蔵と、以前カタギの娘に手をつけて組を破門になったものの、殴り込みに備えて機関銃持参で舞い戻ってきた銀次との確執を描いたアクション作品。
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明治血風録・鷹と狼
制作年:
松尾昭典監督・高橋英樹主演による異色任侠アクション。白虎隊の生き残りですご腕の侠客だが目が不自由な主人公が、鉄道工事の利権をめぐって対立する二つのヤクザ組織の抗争に巻き込まれる。“座頭市“のバリエーション的な作品。
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男の紋章・流転の掟
制作年:
旅修行を続ける竜次は、手にかけた刺客3兄弟の妹が、悪玉ヤクザの借金のカタに無理やり遊廓に売られそうになるのを救う。悪玉は母と兄弟分だが、村田組の縄張りを狙い殴り込みをかけようとする。しかし竜次は先制攻撃をかけて決着をつける。
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嵐の果し状
制作年:
小林旭が主演した日活後期の任侠アクション。時は大正中期。ヤクザ稼業にいや気がさし、征次郎は回漕問屋・沢井屋で出直す決心をした。しかし、その直後、主人が病で倒れ、店は本堂組に取られてしまう。征次郎は沢井屋再建のために動き始めるが、本堂組からは様々な妨害が……。
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新・男の紋章 若親分誕生
制作年:
“男の紋章“シリーズで好評を博した高橋英樹の新シリーズ化を狙った第1作だが、興行的にふるわずこれ1作で終わった。政党の大物の書生・政吉は、主人を殺され自分の非力さを悟り、ヤクザ修行の旅に出て苦しい修行の末、一人前のヤクザとなって帰ってくる。
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代紋・男で死にたい
制作年:
日活任侠映画の雄・高橋英樹主演による、“代紋“ものの1本。関東大震災で両親を失った兄弟は梧井組に引き取られるが、陸軍物資納入の利権を狙う本間組に兄を殺され、弟・鉄五郎が仇討ちのために殴り込む……。
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男の紋章・喧嘩状
制作年:
ヤクザの賭博を見逃すかわりにワイロを要求して私腹をこやす悪徳刑事が、悪玉ヤクザと組んで正月の飾りものを仕切る権利を奪い、竜次の子分たちをささいな罪で逮捕し次々に拷問にかける。しかし激怒した竜次は、伝家の宝刀を抜き悪玉を倒す。
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牡丹と竜
制作年:
人斬りの竜は妻に死なれ、残された子・竜夫を連れ旅に出る。彼は道中出会ったテキヤの親分・平蔵に侠気を惚れられ、身を預けることになる。マキノ雅広監督の熱血任侠映画だが、同監督が1966年に撮った「日本侠客伝・斬り込み」のほぼ忠実なリメイクとも言える内容である。
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昭和のいのち
制作年:
石原裕次郎をはじめ、当時の日活オールスター・キャストによる任侠ものの大作。昭和初期、主人公は右翼テロ組織の刺客だったが、首相暗殺に失敗。危ないところをテキ屋の親分に助けられ、その道に生きようとする。ラスト、大義名分のためではなく自分のために殴り込みに出かける主人公のクローズ・アップが印象的。
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男の紋章・喧嘩街道
制作年:
竜次の大島組は母の村田組に吸収合併され、母は村田組三代目の跡目を竜次にゆずり引退する。竜次は襲名披露後、修行の旅に出かける。留守中に悪玉一味がのさばり、村田組は危機に陥るが、かけつけた竜次は悪玉を斬り、また修行の旅に出る。
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男の紋章・風雲双ツ竜
制作年:
竜次は父の仇を殺したあと、自責の念にかられて寺にこもるが、母の率いる村田組の危機を知り寺を出て悪玉を倒す。4年ぶりにメスを持った竜次は射たれて傷ついた母の手術を行う。この作品によって主人公と母との確執は決着を見る。
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秩父水滸伝 必殺剣
制作年:
村松梢風の梢風名勝負物語『秩父水滸伝』の映画化。明治17年の秩父地方で剣術の腕を競い合う小野派一刀流と甲源一刀流の対決を描いていく。小野派の“秩父の小天狗“の異名をとる早乙女玄吾は、毎年秩父神社で開催される奉納試合に情熱を燃やすが、甲源派はヤクザと手を結び、非道を重ね始めていた。
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日本任侠伝 花の渡世人
制作年:
徳川時代からの由緒ある“め組“の一員・纒の清二は、自分たちが請け負っている建築工事を松木組に邪魔されたことに怒り、単身殴り込みをかけるが、そのために組を破門されてしまう。3年後、清二がめ組に帰ってきたとき、組はすっかり落ちぶれていたが……。高橋英樹のドスさばきが光る任侠ヤクザ映画。
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劇場版ポケットモンスター ベストウイッシュ ビクティニと黒き英雄 ゼクロム
制作年:
【新シリーズ初の劇場版を2本同日公開】 毎年夏休み恒例のポケモン映画最新作。『ダイヤモンド&パール』に続く新シリーズ“ベストウイッシュ“の映画版第1弾。伝説と呼ばれるポケモン、ビクティニに出会ったピカチュウ、そしてサトシのバトルと冒険の物語。“理想“をキーワードに出現するポケモン、ゼクロムの謎を追う。
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劇場版ポケットモンスター ベストウイッシュ ビクティニと白き英雄 レシラム
制作年:
【ポケモン新シリーズは内容の違う2作を同日上映!】 毎年、夏に公開され話題を呼んでいる映画『ポケモン』の新シリーズ第1弾“ベストウイッシュ“が登場。イッシュ地方を舞台に、サトシとピカチュウがツタージャやポカブ、ミジュマルほか新たな仲間と共に冒険へ! 本作は伝説と呼ばれしポケモン“レシラム“が活躍する“真実の白“バージョン。中盤から物語の変わる“理想の黒“バージョンも必見だ。
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人生劇場〈1964年〉
制作年:
尾崎士郎の『人生劇場』は戦前・戦後を通して何度も映画化されているが、この日活版は舛田利雄=高橋英樹で「青春編」のみ。バンカラ早大生・瓢吉を演じた高橋のキャラクターは「けんかえれじい」(1966・鈴木清順監督)の南部麟六へとつながっていく。吉良常役の宍戸錠も魅力的。
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高橋英樹の激流に生きる男
制作年:
昔、誤って人を殺してしまったことからボクサーをやめ、船員になった男・槙。彼はひょんなことから若く美しい女・さかえがマダムをしているナイト・クラブで働くことになる。しかし、その店は、権利を奪おうとする黒岩興行に狙われていた……。赤木圭一郎のための企画であったが、彼が不慮の死を遂げたため高橋英樹が急遽、主演を務めた。吉永・二谷共演のアクション。
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対決
制作年:
大正末期から昭和初期にかけて、渡世の義理を貫き通そうとするヤクザを描く任侠アクション映画。上州の芝寅一家は新興勢力の高安一家に殴り込みをかけ、お互いの親分の死で終わった。すべての罪をかぶり自首した芝寅一家の直次郎が6年後に出所したとき、町は両方の大貸に支配されていた。
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爆破3秒前
制作年:
大藪春彦の原作『破壊指令No.1』を小林旭主演で映画化した、ハードボイルド・アクション。内務局諜報部の破壊工作員・矢吹は、戦時中に日本軍が某国から略奪した宝石を私物化した犯人を追うが、かつての同僚がボディガードとして雇われていた……。
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海の鷹
制作年:
この後、“男の紋章“シリーズでコンビを組むことになる高橋英樹と和泉雅子が主演した青春アクション。桂木回漕店の息子・秀男は、店が商売仇の谷海運によって、悪どい妨害を受けているのを知る。谷海運の社長、信彦は善人だが、店の実権は社員の室戸に奪われていた。秀男と信彦は手を組んで室戸と戦うことになり……。
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男の紋章・花と長脇差
制作年:
大島竜次は、県の役人の依頼で弾丸道路建設のために住民説得に協力する。しかし、悪徳ヤクザ一家が工事を請け負いながら、裏で自ら土地を買い占め、住民たちを操って暴利を得ようとしていることを知り、単身ヤクザ一家に乗り込む。
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男の紋章・俺は斬る
制作年:
修行の旅を続ける竜次は、土地の人々を苦しめている悪徳ヤクザを斬る。竜次は新興ヤクザに母が殺されたとの知らせを聞き旅先から飛んで帰り、悲しみと怒りを刃に託し、見事に母の仇を討つ。
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男の紋章・竜虎無情
制作年:
シリーズの第10作で最終作。竜次の服役中、悪玉ヤクザに村田組の縄張りが荒らされる。竜次は出所後、組を再建して悪玉ヤクザを倒し、晴子と晴れて結婚式をあげるが、流れ者のヤクザ・遠州虎が竜次を狙う。宍戸錠が遠州虎に扮しシリーズ最終作に花を添えた。
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何処へ
制作年:
高橋英樹が傑作「けんかえれじい」で、はみだし中学生を演じる2年前に、教師役に挑んだ典型的な明朗青春ノリ石坂文学の一編。熱血教師が芸者たちにひたすらモテるという才能を生かし、校長の椅子をめぐる教職員の派閥争いを解決する。当時、“男の紋章“シリーズでやっと成功をつかんだ高橋の芸域を広げようと企画されたが、失敗に終わった。
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アナザー・ウェイ D機関情報
制作年:
西村京太郎のスパイ小説『D機関情報』を映画化。第二次大戦中、特殊爆弾買い付けのため、ヨーロッパへ派遣された海軍中佐・関谷直人の活躍と、彼を取り巻く戦略組織の陰謀を描いた大作。役所広司、初の主演映画でもある。
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若者に夢あり
制作年:
高橋英樹が、家庭環境の複雑さからヒネくれた不良青年を演じる青春映画。昭夫は、小沼物産社長・重太郎の次男だが、父と愛人との間にできた子供。重太郎は若い愛人を作り、昭夫の兄は妻をお手伝い同様に扱うという、冷めた家族だった。ある日、重太郎の愛人と昭夫がデートしたことから、家庭内に波紋が広がり始めて……。
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エデンの海〈1963年〉
制作年:
瀬戸内海に臨む女子高に、東京から青年教師・南条がやって来た。彼の明るい人柄はたちまち生徒たちの人気を集めるが、勝気な少女・巴だけは彼に反抗的。しかし、いつしか二人の間には、師弟愛以上の想いが芽ばえていく。西河克己監督は、後年、山口百恵の主演で同作をリメイクしている。
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さすらいのトランペット
制作年:
「嵐を呼ぶ男」のトランペット版といった感じの青春サクセス・ストーリー。トランペッター、明島秀夫は、敏腕プロモーター、矢崎竜二の力でスターになるが、作られた人気に嫌気がさし、一時トランペットを捨てる。北国で修行をする彼は、村祭りの太鼓を聞いて新たな音楽に目覚め、単身再起した。しかし、落ち目の矢崎は彼を逆恨みする。
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続・男の紋章
制作年:
出所した竜次はヤクザ稼業をやめる決心をし、堅気の土建業に専念しようとするが、大工事の指名争いで、母の率いる村田組に敗れる。しかし母は、息子の代理人という役割を演じ竜次の顔をたてたのだった。竜次は最後に前作で討ちもらした父の仇を討つ。
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宮本武蔵〈1973年〉
制作年:
戦国時代の剣豪・宮本武蔵を描く吉川英治文学の映画化。本作品の前にも何度も映画化されたが、加藤泰監督版は青春チャンバラ活劇といった趣が強い。第1部・関ヶ原の戦いに生き残った武蔵は許嫁のお通と別れて剣の道を進み、吉岡道場の面々を次々に打ち倒す。第2部・宿敵・佐々木小次郎と出会った武蔵は、剣の迷いを沢庵和尚のもとで断ち切り、決戦の巌流島へと向かっていく。青春から成熟へと移っていく武蔵の姿を見事に捉えている。加藤泰特有のローアングル・ショットや、どしゃ降りの雨のシーンなどが作品に陰影を与えている。
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人生劇場 青春・愛欲・残侠篇
制作年:
小説家を志す青成瓢吉、任侠道に生きる飛車角、吉良常、宮川らの生きる姿と、彼らをめぐる女たちの情熱を描く大河ドラマ。加藤泰はお得意の長回し、ローアングルのカメラで、男と女の愛を情感たっぷりに描いた。大正5年、ヤクザを殺して服役していた吉良常が出所した日の夜、吉良常の主人であった瓢太郎がピストル自殺をする。小説家を志して上京していた瓢太郎の息子・瓢吉は、それを聞いて急いで帰郷した。葬儀を済ませると二人は上京し、飛車角と知り合う。
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若くて、悪くて、凄いこいつら
制作年:
柴田錬三郎の現代小説を、中平康が監督した異色活劇。事業の失敗と孫娘の自殺で傷心の佐倉は、死ぬつもりで軽井沢へ向かう途中、3人の若い男女と知り合う。やがて佐倉の孫娘は生きていて、財界の大ボスに監禁されていることを知った3人は、孫娘奪還に乗り出す。眼狂四郎なる殺し屋が登場する、という楽屋オチも。
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刺客列伝
制作年:
西村昭五郎監督によるアクション色の強い任侠映画。将来を誓い合った女郎、おしのの身請け金を作るために、樋口正次郎は松田一家の仕切る石切場の人足として働くことになった。しかし、そこでは監督官らの不正がはびこっており、ついに堪忍袋の緒が切れた正次郎は一家に殴り込みをかける。
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新男の紋章 度胸一番
制作年:
第4作で監督は松尾昭典からベテランの滝沢英輔にかわった。竜次は、軍医として中国戦線に赴き、いちだんと成長して帰国する。戦友の実家の組の窮地を救うために竜次は、母の義弟で自分には叔父にあたる男と闘うことになる。
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狼よ落日を斬れ
制作年:
日本のB級映画史を支えた隠れた巨匠・三隅研次の最後の作品。原作は池波正太郎の『その男』をベースに、“人斬り半次郎“を加えたもの。激動の幕末維新を舞台に、血みどろで生きぬいた剣客、英雄たちの淒絶な人生のうねりを描いた巨編。時に荒々しく、時に繊細な三隅演出が冴えた佳作で、今こそ見直す価値のある一編。DVDタイトルは「狼よ落日を斬れ 風雲篇・激情篇・怒濤篇」。
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昭和枯れすすき
制作年:
兄は刑事、妹は不良少女。屈折した兄妹愛を描いた好編。実に典型的、類型的な設定だが、事象を追っていく淡々とした演出によっておのおのの思いを静かに表現している。真面目に洋裁学校へ通っているはずの妹が、街を遊び回っていた。実は学校を勝手に中退していたのだ。事実を知った兄は妹を責めるが、妹は耳を貸さない。そんな時、殺人事件が起こる。被害者は妹のボーイフレンド、しかも現場には妹のネックレスが落ちていた……。サスペンス仕立てにはなっているが、ここで焦点となるのはむしろ兄妹の愛憎と確執。低予算の小品ながら、キリリと心にしみてくる。新宿の繁華街を活写する、川又昂のアクチュアルなカメラも秀逸。
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三匹の悪党
制作年:
イカサマ博徒の半次郎と三郎はとある漁師町にやって来る。その町ではヤクザの舟留屋が高利貸しをして人々を苦しめていた。二人は舟留屋3代目襲名披露の賭場に乗り込み、まんまと大金をせしめる。これをかぎつけた流れ者、一本松と二人の攻防が展開するアクション作品。
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霧の夜の男
制作年:
「激流に生きる男」(1962)からアクション俳優に転じた、高橋英樹の初期の主演作。家業であるヤクザを嫌って船員になった青江舜次は、父が殺人罪の汚名を着せられていると知り、調査に乗り出す。殺人を裏で操っていたのが、悪徳ボス、伍堂と知った舜次は……。ヤクザの家業を捨ててカタギの生活を送る青年という設定は、のちの高橋英樹のヒット・シリーズ“男の勲章”を思わせる。
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男の紋章
制作年:
大島組の組長・大島庄三郎の一人息子・竜次は、ヤクザ稼業を嫌って医者になるが、父が悪徳ヤクザに殺されたことを知り組へ戻り跡目をつぐ決心をする。しかし父の仇の悪徳ヤクザの黒幕である村田組の女組長・村田きよは、竜次の実母であった……。高橋英樹はデビュー当時、浜田光夫・吉永小百合・和泉雅子らとともに、グリーン・ラインの一員として青春映画に出演したが、今一つイメージにあわず、この作品が日活唯一の任侠スターとしての地位を確立させた。
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血斗
制作年:
舛田利雄監督、小林旭、高橋英樹共演による任侠アクション「対決」の姉妹編的作品。山辰一家が傍若無人にふるまう町に流れてきた二人の男が、協力して一家を叩きつぶす。小林旭が前作に引き続きコミカルな一匹狼・満州常を演じて新境地を見せる。
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地獄の破門状
制作年:
日活スター勢ぞろいといった感のある任侠映画。大正末期の浅草を舞台に、4人の男がそれぞれの思惑を胸に秘めながら、協力して悪徳ボスを倒す。小林旭・浅丘ルリ子という、かつての名コンビが久々に本格的な共演をした作品で、二人の日活時代の共演はこれが最後。浅丘の芸者姿がひときわ美しい。
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俺たちの血が許さない
制作年:
日活時代の鈴木清順が最もノッていた頃の作品。ヤクザの兄と会社員の弟が、暴力団の抗争に巻き込まれる。恋人を殺され復讐を誓う兄が、それでも弟にだけはまじめな一生を送らせようとするが……。車に降る不思議な雨の効果が有名。
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戦争と人間・第1部・運命の序曲
制作年:
財閥総帥の弟・伍代喬介は満州・関東軍の強硬派と結託し、利権を求めて画策していた。次男・俊介は、親友の標耕平や画家の灰山の影響で伍代家には批判的になっていく。長女・由紀子は柘植中尉との愛にすべてを賭ける。やがて、満州事変から上海事変へと戦火は拡大していった……。五味川純平の小説の映画化で、日本財閥と関東軍の謀略を、オールスター・キャストで描き上げた力作。ビデオは前篇と後篇がある。
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戦争と人間・第2部・愛と悲しみの山河
制作年:
軍部が権力を強めるなか、伍代産業は積極的に満州に進出する。そんな時期、俊介と人妻・狩野温子の激しい恋は悲劇的な別離に終った。標耕平は、俊介の妹・順子の愛を感じながらも、反戦運動に身を投じる。大陸では、日本軍が盧溝橋で攻撃の火蓋を切った。ビデオは前篇と後篇がある。
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戦争と人間・第3部・完結篇
制作年:
標耕平は順子とひそかに結婚式を挙げ、大陸の戦場へ向かった。関東軍の方針を批判した俊介は、ソ満国境の最前線に投入される。ノモンハンの戦闘では、ソ連軍の圧倒的な物量の前に、日本軍は惨敗した。その頃、戦場から逃亡した耕平は、抗日運動に加わっていた。ビデオは前篇と後篇がある。
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燃える雲
制作年:
福本和也の原作『航空検察官』を映像化した日活アクション映画。かつて優秀なジェット・パイロットだった朝日名隆は、航空検察官の一員として勤務することになった。そこで彼は、香港に働きに行っていた踊り子が帰国直後に殺された事件を担当することになる。航空網犯罪の摘発に命を懸ける男の姿を描く。
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侠花列伝・襲名賭博
制作年:
昭和初期の上州湯治場・鹿沢を舞台に、芸者と博徒の叶わぬ恋を描く任侠純愛映画。追われの身のヤクザ・柿沢は芸者の志満に危ないところを助けられ、二人は恋に落ちる。しかし、志満は温泉を仕切る向田組の若棟梁の許婚であった。やがて若棟梁は柿沢の気骨に打たれ、身を引くのだが……。
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刺青一代
制作年:
独特の様式美が爆発、ファンを熱狂させた鈴木清順監督の秀作。日活B級アクションとして作られたありきたりの任侠映画のようでありながら、ラストに至って突如、歌舞伎にも似た舞台的=作劇的な展開を見せる。その破天荒なイメージは清順美学の最も顕著な一例として特筆されるものである。昭和の初め、ヤクザの鉄太郎は渡世の掟に従い人を刺した。堅気の弟との別れ際、追手とのいざこざで弟も人を殺してしまう。兄弟はそろって満州へ逃げのびようと、とある港町へ。しかし金をだまし取られ足止めを食う。旅費を稼ぐため人夫としてまじめに働く二人だったが、追っ手に執拗に追われ、またその町のヤクザの争いにも巻き込まれて、兄をかばうように弟は切り殺されてしまう。守るものを失った鉄太郎は怒りを胸に一人、組の屋敷へ殴り込む。血に染まる空、轟く雷鳴、次々に開かれる襖の色・色・色……。背中一面に鮮やかな刺青を見せながら、激しい立ち回りの末、鉄太郎はついに復讐を遂げるのだった。
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伊豆の踊子〈1963年〉
制作年:
川端康成の同名小説の、4度目の映画化。今回は踊り子・かおる役に吉永小百合を迎え、相手役に高橋英樹を配し、さわやかな仕上がりになっている。宇野重吉扮する大学教授が過去を回想するという形で始まるところが他の作品とは異なり、ラストには回想が終わり、教え子の大学生が恋人とデートに行くのを宇野重吉が目を細めて見つめているというエンディングも異色。この恋人を吉永小百合が二役で演じており、清楚な踊り子と現代っ子の女性と好対照をなす構成が面白い。踊り子が天城を訪れた学生と碁をさす有名なシーンは、この作品のみ“はさみ将棋”に置き換えられ、高橋英樹のひょうひょうとした感じと相まって、ほのぼのとした雰囲気が漂う。西河克己はのちに、山口百恵主演で再び「伊豆の踊子」を作っている。
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青い山脈〈1963年〉
制作年:
石坂洋次郎の同名小説を当時の日活青春映画のスタッフ・キャストで撮り上げた佳作。脚本を今井正監督版「青い山脈」と同じ井出俊郎が再び担当しているのも面白い。吉永、浜田、高橋らのフレッシュスターたちのさわやかな魅力が満載の好編。監督はリメイクものの帝王ともいえる西河克己。
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ひとりぼっちの二人だが
制作年:
好色な社長のもとを逃れた少女・ユキは、チンピラの三郎やボクサーの英二に助けられる。ストリップ小屋で働く九太も加勢。3人はユキを守るために団結する。当時の日活を代表するスターを集めた青春もので、三枚目役の坂本九がとぼけた役どころで印象深い。
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雨の中に消えて
制作年:
お寺の部屋を借りて自由奔放な同居生活を送る高校の同窓生3人組。快活な女子大生のあや子、花嫁修行に励む感傷的なきみえ、一番大人の出版社編集部員たか子。3人はそれぞれに思いを馳せる男たちがいたが、やがて彼女らは不可解な大人の世界の激しい空気に巻き込まれていき……。西河克己監督らしい快活な青春映画。
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上を向いて歩こう
制作年:
アメリカでもNo.1になった坂本九の大ヒット曲『上を向いて歩こう』に想を得た歌謡メロドラマ。主演は坂本自身、監督は日活アクションの数々の名作を生みだした舛田利雄で、少年鑑別所を脱走した若者が音楽を通じて更生の道を歩み出す過程を生き生きと描いている。
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けんかえれじい
制作年:
鈴木清順の作品には華麗なアクション・ドラマと破天荒な青春ドラマの系列があるが、これは後者の頂点をなす傑作。痛快なアクション、おおらかなユーモア、青春期特有のリリシズムと、そのすべてがうまく融け合い、見事な青春絵巻を展開している。昭和初期、岡山中学の南部麒六は“喧嘩キロク”とあだ名されるほどの喧嘩好き。配属将校にたてついて放校になり、会津へと転校する。そこでキロクは自らの腕っぷしで硬派の頭株にのし上がっていく。一方で下宿屋の娘・道子に想いを寄せるが、道子は修道院に入ると言いキロクに別れを告げる。キロクは敵対する会津中学に大決戦を挑み、勝利するが、“もっと大きな喧嘩をしたい”と東京へ向かう……。当時22歳の高橋英樹が硬派中学生を好演。ヒロイン役の浅野順子はこの作品ののち、すぐ大橋巨泉と結婚し引退したが、彼女の可憐さはこの作品の中で、永遠不滅の輝きを保ち続けている。
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夢は夜ひらく
制作年:
同名のヒット歌謡曲をモチーフに映画化した純愛もの。園まりが主演し、野口晴康が監督にあたった。家出してヤクザになって死んだ兄の遺産をめぐり、妹のマリは兄の友人の岬と知り合う。やがて二人は愛し合うようになり、遺産を狙う者たちと岬は決闘するはめに……。当時の歌謡界のスターが集結。
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