新原泰佑、憧れの寺山修司の世界で新境地挑戦 『ちょっとだけエスパー』で大泉洋から学んだこととは?

――演じられる貞夫の印象はいかがですか?
新原:たぶん皆さんが、登場人物の中で一番共感できる人なのかなって思います。だらしなかったりするので多少なりともちょっと嫌悪感だったりが最初はあったんですけど、台本を読み進めていくうちにだんだんと「これって自分が心の一番奥底に持っている感情、本来あるはずなんだけど隠して生きている感情なのかもしれない。それは意外と誰でも持っているものなのかもしれない」と感じるようになりました。一番身近な人間なのかなと思いますし、作品を観終わったらみなさん彼のことを好きになっているんじゃないかとも思います。
彼はだらしなくてちょっとフラフラしている中でも彼なりの信念、自分の中の芯や軸というものは絶対に動いていないと思うんです。自分の中に細くて頑丈な軸がある中で、その周りの余白でずっとフラフラしているという感覚なので、そこをお見せできたらいいなと思いますし、そこも好きになってほしいですね。
――ボクシングの練習はいかがですか?
新原:殴る、殴られるのってめちゃくちゃ怖いですね。コーチングしてくれている先生には「避けるのが上手いね」って言われています(笑)。プロとしてやってらっしゃる方を本当に尊敬しますし、ボクシングも含めた格闘技ってすごいなって思いました。
難しいですけど、やるからにはやり切りたいなと思いますし、もっと練習を重ねたいと思います。
――演出の杉原さんとは初顔合わせですね。
新原:ご自分でお祭り隊長とおっしゃっていて(笑)。学園祭や文化祭がすごく大好きで祝祭劇はお任せ!とおっしゃっていたんですけど、僕も文化祭は気合いを入れて文化祭実行委員とかやるタイプで(笑)。お話していく中でもクリエイティビティに溢れてるなって思いましたし、やりたいことが頭の中からいっぱい溢れ出ちゃって止めどない人なんだなと僕は感じたので、稽古でもそんな思いを受けてどんどんブラッシュアップしていければいいなと思っています。
――m-floの☆Taku Takahashiさんによる音楽も楽しみです。
新原:☆Takuさん、学生時代ミュージカル部だったらしいですよ。杉原さんも知らずにオファーされたみたいで。僕がこんなこと言っていいのか分からないですけど、本当にいい曲ぞろいなんです。デモの時点でサブスク配信しましょうよ!と思うくらい、1曲1曲のボリューム感や曲調もそうですし、このキャラクターの歌っている姿が見えるような、素晴らしい曲ばかりです。僕はダンスをやってきましたし、m-floさんが、我々が歌うための曲を書き上げてくださっているということに本当にたまらなく大興奮しています。
◆『ちょっとだけエスパー』で大泉洋の背中から学んだ姿勢
【公演概要】
ミュージカル『獅子 THE LION-BEAT』
10月4日~20日:東京・THEATER MILANO-Za(東急歌舞伎町タワー6階)
11月7日・8日:大阪・ SkyシアターMBS
◆出演
新原泰佑
北香那
田中俊介
勝矢
さとうこうじ
岡田義徳
田口トモロヲ
橋本さとし
◆原作
寺山修司
◆演出
杉原邦生
◆音楽
☆Taku Takahashi[m-flo]
◆潤色
桑原裕子
◆振付
北尾亘
【公式サイト】https://www.bunkamura.co.jp/cocoon/lineup/shishithelionbeat.html
【公式X】@musical_shishi