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和田琢磨&立道梨緒奈&赤澤燈が思う「もしもあのとき……」 誰の心にもあるもの描く舞台『回転する夜』に込める思い

演劇

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和田琢磨

立道梨緒奈

赤澤燈

◆古谷大和の演出に絶大なる信頼

――役者仲間の古谷大和さんが演出を手がけます。演出家としての古谷さんの印象はいかがですか。

赤澤:演出家として、どうやりたいかというビジョンが明確にあるんだろうなと。今はまだ様子を見てもらっている段階な気がしますが、行きたい方向へどう誘うか、考えてくれている印象です。

立道:指示が本当に的確なんです。

赤澤:そう! 女性の役への演出も上手いよね。

立道:本当に。稽古の序盤で、「こういう癖があるから」と癖まで見抜かれていたり、「ここでは千穂はきっとこうするよ」と私より色気を分かっていたり(笑)。ものすごく分かりやすくて、勉強になります。

和田:僕は大和さんとは一度共演していて。自分の演技や周りを俯瞰して捉える力がある方で、僕らが感覚でやってしまうことを、彼はちゃんと言葉で説明できる。そこにものすごく信頼感があります。

――本作は「もしも、あのとき違う選択をしていたら」がキーワードのひとつです。それにちなみ、皆さんが「もしもあのとき」と思うことがあれば教えてください。

赤澤:僕、あんまり過去の記憶がなくて(笑)。多分、自分を守ってるんですよね。だから「もしも」があまりないタイプ。怖いから忘れて生きている気がします。

立道:もしダンスをやっていなかったら、ゲームが好きなのでゲーム会社に就職したかったんですよ(笑)。そっちの道もあったのかな、と思うことはあります。

和田:もしあのとき父の会社を継いでいれば、僕は東京にはいません。ただ、父は退いてから体を壊してしまったので、継いでいれば違う状況になったんじゃないかと。そういう葛藤は消えることはないですね。

――最後に、この作品がどんな作品になりつつあるかという期待も込めて、読者へのメッセージをお願いします。

赤澤:スーパーポジティブに生きられる人以外、誰の心にもあるものを描いた作品だと思います。周りから見たら小さいことが、自分にとっては大きくなってしまう。そんな身近な話が核なので、固くならず観てほしい。僕にとって個人的に大事な作品なので、命を込めて舞台の上で生きられたらと思っています。

立道:今、燈さんが言っていて、なるほどなと。私、自分はポジティブな人間だと思っていたんですけど、この稽古をしていて、えぐられる感覚があって。本当に誰にでもあるものを描いているんだなって、今実感しています。いろんな思いを抱えた人物がいて、それぞれが乗り越えていく。そういうものが詰まっている作品です。ぜひ劇場に遊びに来てください。

和田:蓬莱さんの作品は、人の弱さや愚かさの間から、細い光のような希望が見えてくる。自分にも刺さるものがあって、ヒリヒリしながら観てしまうんです。今回も大きな出来事が起きるわけではないですが、観終わった後、うっすら一歩前に進めたような感覚を、お客様にも、我々も持てたらと思っています。

(取材・文・写真:双海しお)

 舞台『回転する夜』は、8月14日~23日東京・シアターサンモールにて上演。

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【公演概要】

舞台『回転する夜』
舞台『回転する夜』キービジュアル(C)Nelke Planning co.,ltd.

『回転する夜』

◆日時・会場
8月14日~23日:東京・シアターサンモール

◆作
蓬莱竜太
※蓬莱竜太の「蓬」は「一点しんにょう」が正式表記

◆演出
古谷大和

◆出演
和田琢磨
赤澤燈
星野勇太
横田龍儀
京典和玖
立道梨緒奈


【公式サイト】https://kaitensuruyoru-stage.com/
【公式X】@furuyama_stage
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