早乙女太一「僕に夢、そして目標を持たせてくれた作品」『髑髏城の七人 LAST STAND』にやる気!
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劇団☆新感線の代表作の一つである『髑髏城の七人』は、1990年の初演以来、約七年ごとに繰り返し上演を重ねてきた人気演目だ。キャストや時勢に合わせて毎回、脚本をブラッシュアップし演出にも大胆な工夫を凝らしてきた、他に類のないこの作品が2026年冬、劇団☆新感線公演としては“最後”となる『髑髏城の七人 LAST STAND』として上演される。
【写真】早乙女太一&友貴の兄弟ショットも! 『髑髏城の七人 LAST STAND』会見撮りおろしショット
舞台は戦国時代。織田信長亡き後、八年が経ち関東では<天魔王>を首領とする関東髑髏党の敵機兵が無法の限りを尽くしていた。その拠点である髑髏城から城の絵図面を持って逃げた<沙霧>を追って村を襲う敵機兵の前に立ちはだかるのは<兵庫>率いる関八州荒武者隊だが、どうも頼りない顔ぶれだ。そこにふと現れて彼らの窮地を救ったのが、過去のすべてを捨てて飄々と乱世を渡り歩く<捨之介>だった。彼らは<無界屋蘭兵衛>が仕切り、<極楽太夫>が歌い舞う、関東一の色里・無界の里へ足を踏み入れる。謎の“諸国流浪のやせ牢人”を名乗る<狸穴二郎衛門>も客として訪れていた、この里に沙霧は身を潜めていたのだ。そして、実は捨之介と蘭兵衛と天魔王は、信長をめぐる因縁の間柄だった。徐々に明らかとなる互いの関係、壮大なる天魔王の野望。その野望を止めるために特別な刀を打ってっもらおうと、捨之介は昔なじみの刀鍛冶<贋鉄斎>の元に向かう。関東荒野に再び、奇(くす)しき縁(えにし)が集まった。果たして、この運命の戦いは今回いかに転がっていくのか……。
“最終決定版”となる今回の出演陣は、主人公の捨之介を“劇団朱雀”の二代目座長であり新感線にはこれが九作目の出演となる早乙女太一が演じるほか、塩野瑛久、藤岡真威人、早乙女友貴、柚香光、片岡千之助、桜井日奈子、近藤頌利、河野まさと、木村了、浜中文一、粟根まこと、山口馬木也という、初参加からお馴染みの“準劇団員”に加えもちろん劇団員たちも奮闘するという、フレッシュかつ個性が際立つ面々が勢揃いすることとなった。
いよいよ本格的な稽古が開始されたというタイミングの9月某日、都内某所にて製作発表会見が行われた。登壇者は、脚本を担当した座付き作家の中島かずき、劇団主宰にして演出を手がけるいのうえひでのり、そして上記のメインキャスト13名。既にコミュニケーションが取れ始めた座組のアットホーム感も漂い、緊張感はほどほどで笑いの絶えない会見となった。各自の主なコメントを、ここで紹介する。
脚本の中島かずきは「今回も、これが最後だということは意識せず、各キャストに一番合った脚本にしたいなと思いながら書きました。たとえば、兵庫はちょっとアプローチを変えていますし、太一の捨之介も今までにない捨之介になりそうなので、僕自身も楽しみです」、演出のいのうえひでのりは「当時は劇団員もみんな20代でしたから基本的にはドタバタしている芝居なんですよ。いくら年をとってブラッシュアップしてきたとはいえ、やっぱり大暴れする舞台なので、ともかく来年3月の大千穐楽まで、誰も怪我なく終われるように、というのが一番のテーマですね」と意気込みを語る。
会見の最後は、改めてこのカンパニーの座長となる早乙女太一が力強いコメントで締めくくった。「『髑髏城の七人』は、僕に夢、そして目標を持たせてくれた作品でもありました。それはきっと僕だけではなく、この作品へ特別な想いを抱いている方は大勢いらして、その人たちのおかげもあってこうして36年もの時間を超えて、繋いで来られた作品だとも思っております。お客さんもそうですし、これまでそれぞれの役を演じてきた役者さんたちもそうですし。そういった人たち、そういった想いに向き合いながら、新しい『髑髏城』にしたいという気持ちもあるのはもちろんのこと、今、劇団☆新感線が若返りを図っているように、お客さんにも若返りを図ってほしい、つまり新しい世代のお客さんにも大勢、この作品を観てほしいなという想いもあるんです。僕が少年だった頃に、この作品を観ることで与えてもらった感動や夢を、また作品を通して感じた、舞台や演劇への想い、そして劇団☆新感線ならではの面白くてカッコイイこの世界観を、できるだけそのままお届けしたいなと思っております。みなさん、ぜひとも甥っ子さんとか従兄弟の子どもさんとかにもお声がけいただいて(笑)、大勢で観に来ていただけたらうれしいなと思います!」
(取材・文 田中里津子)
2026年劇団☆新感線46周年興行・冬公演 いのうえ歌舞伎『髑髏城の七人 LAST STAND』は、11月14日~12月25日に新橋演舞場、2027年1月21日~24日に長野・ホクト文化ホール、2027年2月8日~14日に金沢歌劇座、2027年2月25日~3月11日に大阪・フェスティバルホールにて上演。
※会見でのコメントは以下の通り。
<コメント全文>
【公演概要】
2026年劇団☆新感線46周年興行・冬公演 いのうえ歌舞伎『髑髏城の七人 LAST STAND』
■演出 いのうえひでのり
■出演
早乙女太一 塩野瑛久・藤岡真威人(Wキャスト)早乙女友貴
柚香 光 片岡千之助 桜井日奈子 近藤頌利 河野まさと
木村 了 浜中文一 粟根まこと 山口馬木也
右近健一 逆木圭一郎 村木よし子 インディ高橋 山本カナコ
礒野慎吾 吉田メタル 中谷さとみ 保坂エマ
川原正嗣 武田浩二 横山一敏
藤家 剛 川島弘之 菊地雄人 あきつ来野良 藤田修平
北川裕貴 寺田遥平 竹之内景樹 石倉和樹 永易大空 古見時夢
山崎朱菜 奥津陽子 乾 ライム 大内美里沙 岡山玲奈 高野 渚 日比野愛柚
■公演日程・会場
【東京公演】2026年11月14日(土)~12月25日(金) 新橋演舞場
【長野公演】2027年1月21日(木)~24日(日) ホクト文化ホール
【金沢公演】2027年2月8日(月)~14日(日) 金沢歌劇座
【大阪公演】2027年2月25日(木)~3月11日(木) フェスティバルホール
■企画・製作 ヴィレッヂ 劇団☆新感線
<公式サイト>https://www.vi-shinkansen.co.jp/dokuro2026/