新橋演舞場『初春大歌舞伎』演目&配役決定 市川團十郎らが名作で2027年の幕開け
2027年1月に新橋演舞場にて上演される『初春大歌舞伎』の上演演目と、配役が発表された。
【写真】歌舞伎の魅力が詰まった古典作が目白押し! 『初春大歌舞伎』チラシ
昼の部は、二世市川團十郎により初演された通し狂言『雷神不動北山櫻(なるかみふどうきたやまざくら)』を上演。市川團十郎家の芸である歌舞伎十八番『毛抜』、『鳴神』、『不動』が織り込まれた本作を、2008年1月新橋演舞場にて、新たな脚本・演出により再構成。市川團十郎(当時 海老蔵)による5役早替り、スペクタルな演出を取り入れるなどして好評を博し、全国各地で上演を重ねてきた人気作が、この度19年ぶりに“発祥の地”となる新橋演舞場へ帰ってくる。團十郎が鳴神上人、粂寺弾正、早雲王子、安倍清行、不動明王を華麗な早替りで魅せ、腰元巻絹に中村扇雀、小野春道に中村梅玉と豪華配役が揃う。
夜の部は、『御所桜堀川夜討(ごしょざくらほりかわようち)』から。豪傑とうたわれた武蔵坊弁慶が、生涯にたった一度だけ恋をし、大泣きしたという伝説を描いた時代物の名作で、武蔵坊弁慶に中村福之助、卿の君/腰元しのぶに大谷廣松、おわさに中村米吉と、花形世代の俳優が顔を揃える。
続いては、五人の白浪(盗賊)が活躍することから「白浪五人男」の通称で知られる名作『弁天娘女男白浪(べんてんむすめめおのしらなみ)』。主人公・弁天小僧菊之助をダブルキャストで勤めるのは、いずれも初役となる中村虎之介と市川新之助。さらに、南郷力丸(中村福之助/中村鷹之資)、赤星十三郎(大谷廣松/中村虎之介)、忠信利平(中村鷹之資/中村福之助)、日本駄右衛門(市川右團次/市川男女蔵)もダブルキャストでの上演となる。正体を見破られた弁天小僧菊之助が悪党の本性をあらわす男女の役柄の変化がみどころの「浜松屋見世先」から、五人男が立ち並ぶ姿が錦絵のように華やかな「稲瀬川勢揃い」まで、七五調のせりふが心地よい粋な舞台に期待したい。
夜の部の打ち出しには、能の「石橋」をもとにした長唄の人気舞踊『連獅子(れんじし)』を上演。狂言師右近後に親獅子の精に市川團十郎、狂言師左近後に仔獅子の精に市川ぼたんと市川新之助と、親子3人の共演が実現。前半は厳しくも温かい親獅子の情愛や試練を乗り越えた喜びを分かち合う様子が描かれ、後半は獅子の親子が披露する勇壮で華麗な毛振りを披露する。
令和9年1月新橋演舞場『初春大歌舞伎』は、2027年1月3日~27日に東京・新橋演舞場にて上演。
【公演概要】
令和9年1月新橋演舞場『初春大歌舞伎』
■演目:
昼の部 11時~通し狂言『雷神不動北山櫻』
夜の部 16時~『御所桜堀川夜討』、『弁天娘女男白浪』、『連獅子』