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『キングダム2』羌カイ役の清野菜名に称賛の声 「格好良すぎる」「人間離れしたアクション」

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映画『キングダム2 遥かなる大地へ』清野菜名演じる羌カイ
映画『キングダム2 遥かなる大地へ』清野菜名演じる羌カイ(C)原泰久/集英社 (C)2022 映画「キングダム」製作委員会

 『キングダム』の続編が製作されると発表があったときから「誰が羌カイを演じるのか?」というのは多くのファンの間で大きな話題となっていた。小柄で見た目は弱々しくも、いざ戦場に行けば圧倒的な戦闘能力を誇る羌カイ。求められるのは、常人離れした動き。演じられる女優は限られている。そんななか、羌カイに抜擢されたのがアクション女優として評価が高かった清野菜名。彼女の名が報じられたときには「適任」という声も数多く聞かれたが、映画が公開されスクリーンで躍動する羌カイの姿は、その期待を上回るようなキレキレの動きで「格好良すぎる」「やっぱり清野菜名ちゃんで良かった」「アクションメチャクチャ格好良かった」と大きな反響を呼んでいる。

【写真】羌カイ役熱演に絶賛 激しいアクションを演じる清野菜名

 清野演じる羌カイは、原作のなかでも人気の高いキャラクターだ。しかも、他に並ぶものがいないほどの戦闘能力を誇る。『キングダム2 遥かなる大地へ』のメインエピソードは『蛇甘(だかん)平原』の戦い。広い平原を縦横無尽に駆け抜けながら相手を倒していくさまは、生半可な身体能力では表現することはできない。

 清野自身、これまで『TOKYO TRIBE』や『東京無国籍少女』、『今日から俺は!!劇場版』など圧倒的なアクションを披露してきたが、ビッグタイトルで注目度の高いキャラクターを演じるうえで、アクションという物理的な部分と、羌カイという人物の奥にある精神的な部分の両方をしっかり表現しなければという大きなプレッシャーを抱えていたことを、インタビューでは明かしていた。

 劇中では、羌カイと山崎賢人演じる信とのやり取りを、原作者である原泰久が、映画オリジナルとして書き下ろしたシーンもあるなど、より羌カイという女性の背景が描かれている。そこが深く掘られたからこそ、動の部分のアクションシーンが際立つ。

 清野自身、半年以上前から羌カイを意識した体づくりを行い、羌カイ用の筋トレも施したという。大切にしたのはしなやかさ。この言葉通り、ひたすら真っすぐ突き進む信とは対照的に、スクリーンで躍動する羌カイは踊っているかのように飛び跳ねている。まさにしなやかな身のこなしで相手をなぎ倒す。

 SNS上でも「どうやって撮影したのかメイキングがみたい」「人間離れしたアクション」「やっぱり日本のアクション女優のなかでは圧倒的」とアクロバティックな動きを披露した清野の身体能力の高さを称賛する意見が相次いだ。

 一方で、清野もこだわったという岡山天音演じる尾平に「だってお前はまだ生きてるじゃないか」と鼓舞するシーンを始めとする、エモーショナルな場面での羌カイの表現にも「羌カイが尾平にかけるシーンが頭から離れない」「“静”の羌カイの表情もグッとくる」「菜名ちゃんの見つめる眼差しの一つに強い思いを感じる」と観客から熱いメッセージが。

 人気漫画原作を映像化することへの賛否が巻き起こることは、演じる本人たちも理解していること。そんなプレッシャーのなか、ひたすら役を理解し全うしようという演者の思いはきっと伝わる。「菜名ちゃんが羌カイで良かった」「羌カイを演じてくれてありがとう」というファンの言葉が強く印象に残った。(文・磯部正和)

 映画『キングダム2 遥かなる大地へ』は公開中。

※山崎賢人の「崎」は「たつさき」が正式表記
※羌カイの「カイ」は「やまいだれに鬼」が正式表記

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