永遠の名作『ロッキー4』をスタローンが再編集 追加シーンと音楽が再び感動をもたらす
これほど緻密な再構成を行ったスタローンの『ロッキー4』への愛着にはまさに感服するしかない。90分程度の映画のテンポと作品の魅力は保ったまま、見事な編集で『ロッキー4』を更なる名作へと生まれ変わらせた。
思えば、2018年の『クリード 炎の宿敵』では『ロッキー4』のその後が描かれ、そして2022年には、こうして新しい『ロッキー4』が公開される。ファンにとっても、スタローンにとっても『ロッキー4』という作品は特別なものなのだ。これまでのシリーズ、そして『ロッキー4』を好きでよかったと心から思う。
新作『ロッキーVSドラゴ:ROCKY IV』は今のところ配信もブルーレイ化の予定もないそうである。となると、今が新作を見ることができる人生で最後のチャンスかもしれない。そのチャンスを逃さないよう劇場でこの新『ロッキー4』を堪能し、何度も見てその違いを確かめよう。(文:稲生D)
映画『ロッキーVSドラゴ:ROCKY IV』は公開中。