クランクイン!

  • クラインイン!トレンド

『ごくせん』や『ドラゴン桜』、『3年A組』 教師のクセが強い“平成学園ドラマ”5選

ドラマ

関連 :

仲間由紀恵

反町隆史

AKIRA(EXILE)

菅田将暉

阿部寛

天海祐希

■『女王の教室』(日本テレビ系):阿久津真矢(天海祐希)


天海祐希
 『女王の教室』(2005)は、学園ドラマとしては異例の作品だった。「教師はいかなる時も慈愛に満ち、生徒を守る」という固定観念を打ち破る鬼教師・阿久津真矢(天海)の登場で、視聴者に大きな衝撃が走った。最終的には生徒を思っての行動だったと分かるものの、あまりに冷徹すぎる独裁者ぶりに、当時はドラマを見たPTAから批判の声が殺到したという。

 ドラマ内で数々の名言を残した真矢だが、約17年経った今もその言葉は色褪せることがない。「特権階級の人たちが、あなたたちに何を望んでるか知ってる? 今のままずーっと愚かでいてくれればいいの。世の中の仕組みや不公平なんかに気づかず、テレビや漫画でもぼーっと見て何も考えず、会社に入ったら上司の言うことをおとなしく聞いて、戦争が始まったら、真っ先に危険なところへ行って戦ってくれればいいの」という痛烈な社会批判ともとれるセリフは、今もなおSNSを介して語り継がれている。

■『3年A組‐今から皆さんは、人質です‐』(日本テレビ系):柊一颯(菅田将暉)

菅田将暉
 3年A組担任の柊一颯(菅田)が生徒を人質に学校に立てこもり、生徒たちと向き合いながら1人の女子生徒の自殺の真相を解き明かすという2019年放送のサスペンス・学園ドラマ。これまでの平成ドラマで人気が出やすい傾向にあった“学園もの=熱血教師”の流れとは一味違い、考察要素やSNSを絡めた演出を取り入れた斬新なストーリー展開が注目された。

 一颯の「Let’s think!」の掛け声とともに、人質の生徒たちが必死に真実を探そうと考える姿が印象的な本作。SNSが盛んな時代に「色眼鏡を外して本質を見極める」ことを説く一颯の名言の数々にハッとした視聴者も多いだろう。

令和の“クセ強教師”が誕生

(左から)北川景子、山田裕貴
 これまで5作品を紹介してきたが、令和に放送された学園ドラマにも“クセ強教師”は登場している。冒頭で紹介した『女神の教室~リーガル青春白書~』では、元裁判官の新米ロースクール教師・雫(北川)が、試験勉強に追われ殺伐とした中で奮闘する生徒たちに「法律家たるや」という姿を、豊かな感受性と気さくさで、時に熱く説いていく。さらに同作には、超合理主義者で変わり者の教員・藍井仁(山田)も登場する。異なる2人の教師像が魅力の『女神の教室〜リーガル青春白書〜』をはじめ、令和にはどんな“クセ強教師“が登場するのか。新たな時代をけん引するニューヒーロー/ヒロインの誕生が楽しみだ。(文:Nana Numoto)

2ページ(全2ページ中)

この記事の写真を見る

関連記事

あわせて読みたい


最新ニュース

  • [ADVERTISEMENT]

    Hulu | Disney+ セットプラン
  • [ADVERTISEMENT]

トップへ戻る