『ごくせん』や『ドラゴン桜』、『3年A組』 教師のクセが強い“平成学園ドラマ”5選
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北川景子主演のリーガル&ロースクールドラマ『女神の教室〜リーガル青春白書〜』(毎週月曜21時)がフジテレビ系にて放送中。本作は、裁判官から異例の教師へと転身した柊木雫(北川)がロースクールを舞台に奮闘する物語なのだが、登場人物がなんとも個性的だ。熱い信念で法律家としての在り方を教える雫の姿に引き込まれるのはもちろんのこと、雫とは対照的な価値観を持つエース教員・藍井仁(山田裕貴)の特徴的な風貌と指導スタイルにも目を奪われる。このように、教師の個性が光る学園ドラマは過去にも多く放送されてきており、視聴者から長きにわたって愛されている作品が多数。ここでは、これまで放送された学園ドラマから、平成の個性派教師が登場する作品をピックアップ。多くの人の心をつかんだ名物教師たちを振り返っていきたい。
【写真】「“クセ強”教師」を演じた俳優を一気に見る!
■『GTO』(関西テレビ・フジテレビ系):鬼塚英吉(反町隆史/AKIRA)
反町隆史(2017年撮影)
1998年に反町隆史主演で連続ドラマが放送され、2012年にはAKIRA(EXILE)主演でリメイク版が制作された『GTO』。本作は、元暴走族のリーダーである鬼塚英吉が、型破りな教師「GTO(Great Teacher Onizuka)」になって生徒たちと向き合い、学園を立て直すべく奮闘する姿が痛快である。ハチャメチャで豪快ながらも、真に生徒のことを考える鬼塚の姿に視聴者は心を打たれた。また、反町がこのドラマをきっかけにヒロイン役の松嶋菜々子と交際、結婚したことも相まって、伝説のドラマとなっている。
AKIRA(EXILE)
反町版『GTO』は、スタイリッシュな風貌でカッコよさが際立った印象だが、一方のAKIRA版は金髪の短い髪にキュッと上がった眉毛がビジュアル面を原作に忠実に寄せており、悪っぷりが板についているところが魅力であった。また、アクションの切れ味の良さは、身体能力の高いEXILEメンバーならでは。2つの作品から、それぞれの個性を見比べるのも面白いかもしれない。
■『ごくせん』(日本テレビ系):山口久美子(仲間由紀恵)
仲間由紀恵
仲間由紀恵主演の「ごくせん」シリーズは、2002年に第1シリーズがスタートし、計3本の連続ドラマや、単発ドラマを放送。その後2009年には映画『ごくせん THE MOVIE』も放映され大ヒットシリーズとなった。
熱血高校教師の山口久美子(仲間)が任侠集団・大江戸一家の組長の孫娘であることを隠し、不良ばかりの高校に赴任するところから物語は始まる。女性教師でありながら、生徒がピンチに陥った時はケンカの強さを生かし、体を張って生徒たちを守り、荒れ果てたクラスを1つにまとめていく熱いストーリーが愛されてきた。生徒たちから呼ばれる「ヤンクミ」という愛称や、トレードマークの赤いジャージと眼鏡、ストレートの黒髪を2つに結んだキャッチーな姿と、「私かい? 私はそいつらの担任の先生だよ」と啖呵(たんか)を切って生徒を助けるヤンクミのきっぷの良さに多くの視聴者が惚(ほ)れ込んだことだろう。
■『ドラゴン桜』(TBS系):桜木建二(阿部寛)
阿部寛
2005年に阿部寛主演で放送された東大受験ドラマ。桜木建二は厳密には教師ではなく、暴走族上がりの貧乏弁護士だが、その受験指導の腕はピカイチで、できの悪い生徒たちを東大受験するように仕向け、数多の受験テクニックで偏差値を上げる。毎週登場する独自の勉強法や、桜木が呼んでくるこれまた個性的な教師たち、熱いものが込み上げる桜木と生徒たちの絆など、印象に残るキャラクターと名シーンが大きな話題を呼んだ。
そして、2021年には平成の人気ドラマ『ドラゴン桜』が、生徒役を一新して令和に復活。16年後を描いた続編として桜木が帰ってくると、当時学生だった世代からも大きな反響を得た。