新垣結衣が35歳に 30代のガッキーの仕事、“母役”増えた女優業&“ロス”引き起こしたCMも
本日、6月11日に35歳の誕生日を迎えた女優の新垣結衣。2001年、13歳でファッション誌「ニコラ」のモデルオーディションでグランプリを獲得し芸能界デビューして以来、数々の映画やドラマで第一線級の活躍をしてきた新垣だが、ここでは30代になって放送されたドラマ、映画、CMなどを中心に5年間の活動を振り返ってみたい。
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■“フレッシュなガッキー”から、母親も演じるようになった30代
「ガッキー」の愛称で、男女問わず幅広い層から支持を受けている新垣。『ドラゴン桜』(TBS系/2005年)や『コード・ブルー‐ドクターヘリ救命救急‐』(フジテレビ系/2008年~)シリーズ、『リーガル・ハイ』(フジテレビ系/2012年~)シリーズなど人気作に出演。特に2016年に放送された連続ドラマ『逃げるは恥だが役に立つ』(TBS系)では、「小賢しい」という言葉に悩まされながらも、懸命に己に向き合いながら生きている女性・みくりを好演。エンディングの“恋ダンス”は社会現象にもなり、新垣は老若男女から愛される若手人気女優としての地位を確立した。
30代に入っても、その人気はとどまることを知らず、30歳になって最初の連続ドラマ『獣になれない私たち』(日本テレビ系/2018年)では、『逃げ恥』の野木亜紀子脚本で主演。どんな無理難題でも完璧にこなし、常に笑顔で接する陰で、身を削る努力をしているという女性・深海晶を、嫌みなく演じ、視聴者から多くの共感を呼んだ。
また、新垣の代表作の1つともいえる『コード・ブルー‐ドクターヘリ救命救急‐』初となる劇場版も、新垣が30歳を迎える直前に公開。自身が演じた白石恵の成長と共に、新垣自身の約10年間の成長も映像として見ることができ、ファンには印象に残る1作となった。
さらに、多くのファンが続編を期待していた『逃げ恥』の待望のスペシャル『逃げるは恥だが役に立つ ガンバレ人類!新春スペシャル!!』(2021年)の制作が発表されると、久々の“みくり&平匡”カップルにファンは熱狂。内容的にはコロナ禍でのみくりの妊娠が描かれており、物語全体としても手放しにハッピーな展開にはならず、シビアな面も表現されていたが、みくりの不器用ながらも真摯(しんし)に夫婦生活に向き合う姿をうまく演じていた。
本作放送後の2021年5月には、新垣と星野源の事務所から互いが結婚することが発表に。SNS上では、新垣ファンから多くのロスの声が聞かれると同時に、ドラマがきっかけで交際、結婚に発展したことを喜ぶ『逃げ恥』ファンのコメントが溢れた。また一部を残し、これまで所属していたレプロエンタテインメントとの契約を終了し、フリーランスとして、自身のスタイルで活動することも発表された。
結婚発表後、最初の作品は三谷幸喜が脚本を務めた大河ドラマ『鎌倉殿の13人』(NHK総合/2022年)。本作で新垣は、大河ドラマ初出演を飾り、小栗旬ふんする主人公・北条泰時が幼少期から憧れ、のちに夫婦となる八重を演じた。八重は、大泉洋演じる源頼朝の子を産むも、政略のなか子を殺められてしまうという悲劇性を秘めていたが、新垣が芯のある強い女性を演じ切り、作品に凛とした佇まいを与えた。
2022年7月には、映画『GHOSTBOOK おばけずかん』に出演。本作で新垣は「どんな願いでもかなえてくれる」おばけ図鑑を探す子どもたちの教師・葉山瑤子を演じた。イベントでも子どもたちから大いに慕われていた新垣。まるで母親のような優しいまなざしで子どもを見つめる姿も「とてもいい年齢の重ね方をしている」と思わせた。
今作の完成披露舞台あいさつでは、星野と結婚発表後、初のファンの前でのイベントとなったが、星野が主題歌を務める「異世界混合大舞踏会(feat. おばけ)」に乗せて、新垣がランウェイに登場すると、会場は大盛り上がり。SNS上でも「夫婦コラボだ」と2人の仲を祝福する声が多く上がっていた。
2023年は、現在放送中の月9ドラマ『風間公親-教場0-』(フジテレビ系/毎週月曜21時)で、木村拓哉演じる風間の元にやってきた新人刑事・隼田聖子にふんし、『コード・ブルー』以来、6年ぶりに月9に出演。風間の元、あたふたするフレッシュな演技を見せ、SNSでも「戸惑っているガッキー可愛い」など多くのコメントもみられ、相変わらずの人気を見せていた。本作で演じた隼田は、小学生の娘を持つシングルマザー。『GHOSTBOOK おばけずかん』でも子どもたちを温かく見守る視線が評判になるなど、20代とは違う新垣の新たな一面が垣間見えた。