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<今夜金ロー>『SING/シング』日米ボイスキャストを比べてみた! グラミー受賞、歌うま人気女優、多彩すぎ声優も

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内村光良

リース・ウィザースプーン

坂本真綾

セス・マクファーレン

山寺宏一

スカーレット・ヨハンソン

長澤まさみ

タロン・エガートン

大橋卓弥

MISIA

“ヤマアラシの少女”アッシュは、日米歌うま女優が声優を務めた

■マイク役 セス・マクファーレン/山寺宏一

マイク役の(左から)セス・マクファーレン(C)AFRO/山寺宏一
 ねずみのマイクは、キャラクター中唯一プロのミュージシャン。実力やタフさは折り紙付きであるものの高慢で、性格にかなりの難あり。劇中では、「Pennies from Heaven」(ルイ・プリマ)「Let's Face the Music and Dance」「My Way」(フランク・シナトラ)というシブい3曲を歌い上げる。

 声を担当したのは、どちらも多才で知られるセス・マクファーレンと山寺宏一。セスはクリエイターを務めたアニメ『ファミリー・ガイ』でテーマ曲を歌い、エミー賞作曲・作詞賞を獲得。また、ホストを務めた2013年のアカデミー賞授賞式では、コーラスを従えバリトンボイスを披露した(曲のテーマは“おっぱい“)ほか、アルバムも多数リリース。

 片や、声優、歌手、司会者…とマルチに活躍する山寺は、長編アニメーション版『美女と野獣』の野獣、『リトル・マーメイド』のセバスチャン、『アラジン』では実写版・アニメ版ともにジーニーを担当し、それぞれの作品で歌声も披露している。変幻自在な声色で知られる彼は、セリフ回しは軽妙に、歌では大人の余裕を漂わせ、名曲を日本語でたっぷり歌い上げる。対して、低音ボイスに色気といやらしさを滲ませつつ、ダンディに歌うのがセス。どちらのマイクの歌声も、しっとり心に沁みる!

■アッシュ役 スカーレット・ヨハンソン/長澤まさみ

アッシュ役の(左から)スカーレット・ヨハンソン(C)AFRO/長澤まさみ
 ツンツンヘアと、圧倒的な声量が魅力のパンクロッカー、ヤマアラシの少女アッシュ。最低最悪な彼氏にフラれて悲嘆にくれるも、これをバネにオリジナル曲を制作、アンプのコードを抜かれても、観客の手拍子を誘って歌い出す見上げた根性の持ち主。「Call Me Maybe」(カーリー・レイ・ジェプセン)「I Don't Wanna」「Set It All Free」(映画オリジナル楽曲)の3曲をロックに歌う。

 英語版の声優を務めたスカーレットは、マーベル映画『ブラックウィドウ』で知られるが、『ジャングル・ブック』や『犬が島』などで声優としても活躍。AI型OSの声を演じた『her/世界でひとつの彼女』では、声の出演にも関わらず放送映画批評家協会賞等に候補入りするなど高い評価を受けた。ミュージカル出演はこれが初だが、2008年5月にトム・ウェイツの楽曲をカバーしたアルバム『レイ・マイ・ヘッド』で歌手デビューを果たした実力派。他の作品でも歌声を披露することが多い。

 日本語版の長澤は、主演ドラマ『エルピス―希望、あるいは災い―』(カンテレ・フジテレビ系)で歌声を披露したのが記憶に新しい。『セーラー服と機関銃』(TBS系)でも主題歌を歌い、役名の星泉名義でCDデビュー。2017年にはミュージカル『キャバレー』でサリー・ボウルズを演じたほか、2020年にもミュージカル『フリムンシスターズ』に出演しており、ミュージカル経験も豊富。本作でも、歌詞を日本語でセリフのように歌い上げるので感情移入しやすい。スカーレットはハスキーボイスを響かせて、流れるようなフレージングで歌うので、一緒にノリたくなる。

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聞き比べると印象に違いも! 日米の“ガチ歌うま歌手”が声優を務めたキャラたち

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