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「こんな大河初めて」なラブシーンも! スタート3ヵ月『光る君へ』、ここまでの衝撃展開&クセ強キャラ

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ゲスすぎる天皇に陽キャすぎる清少納言も 濃いキャラ続々の3ヵ月

■ゲスすぎる言動で大河ドラマの限界に挑んだ花山天皇


 ふてぶてしくも胡散くさい安倍晴明(ユースケ・サンタマリア)や真面目で人望も厚いがどこか滑稽な藤原実資(ロバート・秋山竜次)など、続々と登場する個性派キャラクターも本作の見どころ。その中でも、よく言えば奔放、悪く言えば“ゲスい”言動で視聴者の心をつかんだのが本郷奏多演じる花山天皇だ。

 花山天皇は第2回で、即位する前の東宮・師貞親王として本作に登場。為時が真面目に漢文を教える中、師貞親王は両足で器用に扇を開きながら、母親と娘の双方に“手をつけた”話を披露。東宮は不敵な笑みを浮かべながら、ただただ困惑する為時に向かって「よく似た親子で手応えも似ておる。どちらと寝ておるか分からなくなることもしばしばじゃ」と語る。

 そして第4回では、師貞親王が新たな帝に即位し、花山天皇が誕生。女子好きで名高い花山天皇は藤原斉信(金田哲)の妹・忯子(井上咲楽)を妻に迎える。夜になり花山天皇は寝床に忯子を迎え入れて着物を脱がせると、帯で彼女の手首をゆっくりと縛っていく。その行動を黙って受け入れる忯子と、そんな彼女を潤んだ瞳でじっと見つめる花山天皇の姿が紗のかかった美しい映像で描出される。このシーンには視聴者も驚き「花山天皇、地上波でございますよ!」「え、これNHKだよね!?」「表現の限界に挑戦してる」などの声が相次いでいた。

 不適切にもほどがある言動でネットを騒がせつつも忯子を唯一の妻とした花山天皇。しかし第7回の冒頭で忯子が死去する急展開を迎えると、第10回では兼家の謀略によって出家させられ退位するという悲劇に見舞われてしまうのだった。

■ファーストサマーウイカが“陽キャ”な清少納言を体現


 「源氏物語」作者・紫式部と同時代を生きた才人として歴史に名を残している女性が「枕草子」作者の清少納言。本作では、のちに清少納言となるききょうをファーストサマーウイカが演じている。

 第6回ではまひろとききょうが初対面。まひろは父・為時と共に道長の兄・道隆(井浦新)が催した漢詩の会に招待される。到着した2人が会の始まりを待っていると、そこへ為時とも懇意な歌人・清原元輔(大森博史)とその娘・ききょうがやってくる。元輔と為時が互いに再会を喜ぶ中、会を楽しみにしているききょうは初対面のまひろに笑顔で「はぁ〜胸が高まりますわぁ。大いに楽しみましょうね、まひろ様」と無邪気に話しかける。まひろは少したじろぐものの、ワクワクしている様子のききょうに笑顔で応じる。

 その後、会が始まり、参加者がそれぞれに詩を披露。感想を聞かれたまひろが少し緊張した口ぶりで詩の感想について応えると、ききょうが横から「私はそうは思いません」と声を上げて自論を展開。戸惑うまひろにききょうが「そうじゃございません?」と同意を求めると、元輔は思わず咳払いをして娘をけん制するのだった。

 まひろとは正反対のキャラクターとして描かれたききょうに対して、ネット上には「清少納言は陽キャで、紫式部は陰キャ 解釈一致だわ〜」「短い邂逅で2人の対比が浮き彫りになっていて面白い」「陰キャと陽キャの出会いが完璧な描写」といったコメントが集まっていた。

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「言葉失う」美しすぎてネットもん絶のラブシーンも

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