放送開始から25年『キッズ・ウォー』、中学生役だったキャストの今 国家資格取得した俳優も
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1999年にスタートし、のちにシリーズ化もされたドラマ『キッズ・ウォー 〜ざけんなよ〜』(CBC・TBS系)が現在TVerで配信中。ここでは、子役として劇中で小学生を演じていたキャストの現在について紹介していこう。
【写真】『キッズ・ウォー』放送スタートから25年! 大人になったキャストたち
『キッズ・ウォー』は1999年にスタートした昼のドラマシリーズ。妻を事故で亡くした大介(川野太郎)と再婚した元ヤンキーでバツイチの今井春子(生稲晃子)を主人公に、春子が彼の連れ子と絆を深めていくさまや春子の娘・茜の姿を通して、世の中の不正や学校問題などを浮き彫りにしていく。ドラマは好評を博し、2000年には続編となる『キッズ・ウォー2 〜ざけんなよ〜』が放送。物語を通して成長していく子どもたちにも注目が集まり、劇中で活躍する子役たちと同世代のファンも獲得すると、2001年のシリーズ3作目『キッズ・ウォー3 〜ざけんなよ〜』では、中学生になった茜の恋模様が中心に描かれた。またガールズロックバンド・ZONEが手がけた主題歌「secret base〜君がくれたもの〜」も大ヒットを記録。3作目以降も、スペシャルドラマも交えつつ年に1回、新作のドラマシリーズが放送され、2003年放送の『キッズ・ウォー5 〜ざけんなよ〜』とスペシャルドラマ『キッズ・ウォースペシャル 〜これでファイナル! ざけんなよ〜』で完結した。
■井上真央
人気ドラマシリーズの“顔”となったのが、井上真央の演じる茜。彼女は元ヤンだった母・春子と同様に正義感の強いキャラクター。彼女の“俺”という一人称が示すように、性格は勝ち気でケンカっ早い。その反面、優しい一面や人に気遣いをする一面も持っている。
本作への出演で注目を集めた井上は、シリーズ完結後に学業に専念するために芸能活動を一時休止。復帰後の2005年には、ドラマ『花より男子』(TBS系)に初主演し、作品ともども大ブレイク。2011年には連続テレビ小説『おひさま』(NHK総合)でヒロインを演じ、2015年にはNHK大河ドラマ『花燃ゆ』で主演を務めた。以降もテレビドラマや映画、舞台など多方面で活躍。2023年には主演ドラマ『100万回 言えばよかった』(TBS系)も放送された。
■小谷幸弘
小谷幸弘のエックスより、左から小谷(今井健一役)、浅利陽介(風間一平役)、斉藤祥太(紺野翼役)
春子の再婚相手・大介の実子で3兄弟の長男坊だったのが、小谷幸弘演じる健一だ。彼は勉強熱心な反面、優柔不断な一面もあり、イジメにあうことも。当初は春子や茜を追い出そうともしていたが、和解すると家族として受け入れ、2人のことを頼りにする場面も。
シリーズ全話に出演して健一を演じた小谷は、映画『バトル・ロワイアル』や『男たちの大和/YAMATO』に出演。シリーズ完結後もテレビドラマを中心に出演している。